ベリーダンスとは

 

 

世界中にはたくさんの国があり、様々な文化があります。

 

そうして、それぞれの文化にダンスが存在しています。

 

ダンスというのは、民族、国家、文化といった多くの要素が含まれている表現です。

 

このダンスがナショナリティーを以て反映していたり、文化の歴史を象徴していたりする事も少なくありません。

 

お祭りや儀式の際に踊るダンスは、ただただ楽しむというだけではなく、儀式の為の一つの所作もあるからです。

 

 

そういう数あるダンスの中で、近年注目を集めているのが「ベリーダンス」です。

 

ベリーダンスは、アラブや中東諸国の民族舞踊をベースとしているダンスです。

 

但し、ありのまま民族舞踊として広まっているわけではなく、アメリカ、ヨーロッパの文化を吸収し、現在においてはショーダンスとしての発展が見受けられます。

 

つまり、ベリーダンスとは、複数の文化を混在したショーダンスなのです。

 

 

根っから民族舞踊という事もあり、ベリーダンスはエキゾチックな個性が光ります。

 

美しい動作や、他のダンスには見られないオリジナリティの高さでは肩を並べるダンスはない、とさえ言われています。

 

エジプトやトルコ等では即興で踊るソロのダンスとしてもよく披露されてあり、別に腹部、腰といった部分の動きはとっても特徴的です。

 

いよいよ、ベリーダンスという名称は、腹部を意味する「Belly」から取られています。

 

「Very Dance」としている方も結構おられるようですが、実際にはこの名前はダンスの特徴を明確に表しているのです。

 

 

ベリーダンスの歴史を学ぼう

 

現在、非常に大きな注目を集めているベリーダンスですが、そのダンスを覚える前に、取り敢えずどのようにしてこの踊りが確立されたかという歴史を紐解いておくと、よりダンスに対する愛着が沸くかと思います。

 

しかし、ベリーダンスの詳細な歴史に関しては、本当は明確にはされていないというのが実状です。

 

つまり、いつからこのダンスが確立されたのかはハッキリしていない、に関してになります。

 

いくつか説があり、その中けれども有力視されているのが、古代エジプトにおける繁栄と豊穣を祈願した女性の踊りだと言われていますが、じつは定かではありません。

 

また、一説にはインドからその基礎が生まれたとも言われています。

 

6~7世紀ごろにインドからジプシー移民が各所へ伝えた、という内容になっていますが、これも明確な証拠があるわけではなく、致命傷に欠けます。

 

 

ベリーダンスがショーダンスとしての性質を帯びたのは、宮廷に伝えられてからです。

 

王家の支持を受け、ダンサーはエンターテイメントに富んだベリーダンスを披露したと言われています。

 

そのダンサー達は高い地位を与えられ、ベリーダンスの敷居も上がったと言われています。

 

 

また、王宮におけるハーレムにて踊られたものが、ベリーダンスの原形という説もあります。

 

イスラム教が誕生して以降、預言者であるマホメットの踊り嫌いによって迫害を受け、その結果ハーレムなどでひっそり得るようになった、という説です。

 

 

様々な諸説が入り乱れているのは、ある意味各国の文化を取り入れたベリーダンスらしい、とも言えます。

 

 

ベリーダンスの持ついくつもの顔とは

 

その発祥はそれほど定かではないベリーダンスですが、現代においても様々な顔を持つダンスと言われています。

 

 

ダンスは通常、人に魅せる為のダンス、エクササイズのように運動としてのダンス、競技として人と張り合うダンス、あるいは儀式としてのダンスなど、それぞれ役割が決まっています。

 

たとえば、フォークダンスはお祭りの時に楽しむ為の定番のダンスですし、社交ダンスは文字通り社交の場で踊る為のダンスです。

 

こんな中、ベリーダンスはそれらのほとんどの役割を持つダンスとなっています。

 

 

というのも、かつてベリーダンスは民族舞踊で、儀式的意味合いのある踊りがベースとなっているのですが、そこに長所が掛かり、もっと近代の科学によって腹部をはじめとしたダイエット効果がおっきいダンスとしても認定され、その用途は年々膨らんでいます。

 

要するに、ショーの為の踊りとしても起用わたるし、ダイエットとして個人が立ち向かう上でも有効だし、お祭りの際に儀式用の舞踊として踊られもしているのが、ベリーダンスなのです。

 

 

このように、様々な顔を持っているベリーダンスは、世界各国で披露されています。

 

ベリーダンスを専門としたショーもあれば、ダイエットに特化したベリーダンスを教えている教室など、日本にも様々な形でベリーダンスは存在しています。

 

今後、日本の文化を取り入れた和製ベリーダンスも登場する可能性は大きいでしょう。

 

あるいは、すでに誕生しているかもしれませんね。

 

 

ベリーダンスの種類を学ぼう

 

非常に多彩な文化を吸収しているベリーダンスは、それ故に随分柔軟なダンスと言えます。

 

ただ、ベースとなっているのはアラブの民族舞踊なので、そこが色濃く出ている事は間違いありません。

 

 

基本的に、ベリーダンスはエキゾチックなダンスと言われています。

 

アラブ音楽をBGMにして踊るタイプが一般的で、パーカッションのリズム、太鼓もののタブラという楽器のリズムによって踊るのが、ベリーダンスの基礎となります。

 

 

ただ、近年はこうした固定概念もゆっくり薄れつつあります。

 

殊更西洋でショー用に創作させるベリーダンスは、現在の流行を多分に取り入れたダンスになっている事が多いようです。

 

たとえば、スローでムーディなジャズダンス、アップテンポで興奮なヒップホップダンスといった、まるきりジャンルが異なる文化のダンスも吸収し、オリエンタルでエキゾチックなベリーダンスとは、どうも全く異なるようなダンスに仕上がっている事もあります。

 

ベリーダンスには決まった固定観念がないので、自然とそんな風になって言うようです。

 

 

ただ、ダンスとは元々そういうもので、踊り手が音楽によって自在に創作する所に醍醐味があります。

 

従って、ベリーダンスもまた、音楽によって踊るという概念さあれば、仮にいかなる音楽が基盤であっても、最適ベリーダンスとなります。

 

あとは、名称の通り腹部を動かす事です。

 

これさえ守られていれば、どういうジャンルの音楽によっていても、ベリーダンスなのです。

 

 

ベリーダンスは男女両方イケる

 

ベリーダンスの起源を遡っていると、中には「女性のみに特化したダンス」という記述を見掛ける事があります。

 

これは、ベリーダンスの歴史の中の諸説として、ハーレムで踊らせた、あるいはエジプトの儀式で、繁栄を祈る為に子供を生む女性に特化したダンスとして受け継がれた、などというものがあるからです。

 

いざ、それらの説は有力であり、ベリーダンスというと女性のダンスという印象が激しいのは事実です。

 

 

ですが、実際には近代のベリーダンスには男女の差異はありません。

 

1960年から70年にかけて、男性が踊るベリーダンスというものも生まれています。

 

実に、現在は有名振付師の多くが男性となっているようです。

 

 

元々の諸説に加え、ベリーダンスはダイエット目的で行なう人が多い為、女性が踊るケースが多いのは間違いありません。

 

また、ダンス用の衣装に関しても、女性用のものが圧倒的に多いですね。

 

ベリーダンスは衣装が大きな魅力であり、その衣装は女性の方が遥かに見栄えが良いので、その観点からも、女性のダンスという印象が強くなってしまいます。

 

 

ですが、男性であってもベリーダンスを踊る事には全く問題はありません。

 

もう何十年もの歴史があり、真に男性用のベリーダンスも存在しています。

 

男性が踊るベリーダンスは、ダイナミックで、パワフルで、エネルギッシュな点が魅力です。

 

女性には女性の良さがあるように、男性のベリーダンスには男性なりの良さがあるという事ですね。