ベリーダンスのボトムス
ボトムスは、ベリーダンスの場合はある意味トップスよりも重要かもしれません。
腰を動かす事に重点を置いているので、ボトムスもかなり注視されるのです。
ただ、トップスと比べてボトムスが派手、などという事はあまりありません。
基本的には、ベリーダンスにおいてはトップスとボトムスはおんなじ色合い、おんなじ材料、おんなじ柄で統一します。
ベリーダンスで使用するボトムスは、スカートとパンツの2種類です。
スカートの場合は、軟らかい材料を積み重ねる事で煌びやかに魅せるギュザースカートが主流です。
材料は、シフォンものの少なく透明感のあるものがよく使われています。
この他にも、マーメイドタイプという膝から腿まできちんとフィットしたものもあります。
ベリーダンスのスカートの長さは、基本的に超ロングです。
足首くらい迄伸びているタイプが一般的です。
膝くらいまでというスカートは一旦ないでしょう。
布地が多い代わりに、とても装飾に凝っているスカートが多く、スパンコール、ビーズといったものを多用したり、豪華な刺繍が縫い付けられていたりします。
無論、トップスとの相性を見て選ぶ必要はありますが、その種類は豊富です。
パンツタイプの場合は、いわゆるハーレムパンツというゆったりした形のものが主流です。
材料はスカートと同じで、薄く瑞々しいシフォンものの材料が一般的です。
ふっくらしていて、踊った場合華麗に舞うような感じになる材料がベリーダンスでは映えるようです。
ベリーダンスのベルト
ベリーダンスにおいて、トップスとボトムスをつなぐのがベルトの役目です。
そうして、ベリーダンスのベルトは、非常に派手です。
通常のベルトとはかなりイメージが違います。
ベリーダンスのベルトは、基本的にはゴムベルトとなっています。
腰やヒップの動きが多いため、伸縮自在で動きやすいようになっています。
その一方で、外見はゴムベルトにははなはだ見えないくらいケバイ装飾が目立ちます。
基本的に色はトップスやボトムスに差し向ける事が多いですが、中にはこの部分だけ周りと傾向が異なる色で構成しているダンサーもいます。
腰の部分でアクセントを塗りつけることで、ますますベリーダンスの個性を引き出しているというわけですね。
ベルトの装飾は、スパンコールが最も手広く見受けられます。
とってもケバイベルトが多いようです。
また、ビーズなどの他の装飾品も利用されています。
ベリーダンスにおいて、ベルトは本当は非常に重要な存在だったりします。
というのも、ベリーダンスは腰の動きが主軸となるからです。
さすが、腰の位置にはベルトがあります。
従って、見分ける人にとっても、踊る人にとっても、ベルトはとても大切なのです。
見分ける人からすれば、勿論腰の動きには着目しますから、必然的にベルトはその位置の指標として、見分ける機会が多くなります。
踊る側からすれば、アピールポイントにもなりますし、踊る上で邪魔にならないか常に気を配る必要があるのです。
そういった意味では、ベルトはベリーダンスの衣装における影の主役かもしれません。
ベリーダンスのヒップスカーフ
トップスとボトムスの間にはベルトを巻きますが、ベリーダンスにおいてはそこをヒップスカーフで巻く事も多いですね。
その為、ベルトを派手にせず、ヒップスカーフで魅せるケースも多いです。
女性に関しては、それが一般的と言っても良いでしょう。
その為、案の定ヒップスカーフも非常に重要な衣装の一部についてになります。
ヒップスカーフを巻くのは、腰骨の位置となります。
デザインはかなり多種に渡り、長方形、三角形、あるいはかなり長めに垂らすタイプなど、形状は様々となっています。
材料も非常に多く、ナイロン、シフォンといった軽くて瑞々しい材料もあれば、コットン、ベルベットものの柔らかくてもしっかりしている素材もあります。
色彩に関しては、トップス、ボトムスとの調和が重視されているようです。
ただ、なんにもおんなじ色で統一はあまりなく、アクセントとする場合もあれば、馴染み易い別の色を使う事もあります。
あくまでも調和であって、全部おんなじというわけではありません。
ヒップスカーフの装飾は、はなはだデラックスなものが多いですね。
定番のスパンコールやビーズ、刺繍の他にも、フリンジ、ひいては鈴などもつけられることが多いようです。
ヒップスカーフが、ベリーダンスにおいて重要な意味を持つアイテムですが、それは何も外見だけの問題はありません。
練習の際に腰の動きをチェックする指標としても利用できます。
腰を動かした際、ヒップスカーフの動きや音によって、自分の踊りがどうだったかが頷けるのです。