「人気」で選んで、未来を売りますか?2026年衆院選、私たちの平和憲法を守り抜くための『判断基準』

人生エッセイ

2026年2月8日投票の総選挙、私はこれまでにない危機感を抱いています。

高市総理の誕生による高い支持率を背景にした「大義なき解散」。

しかし、私たちは問わなければなりません。その「人気」の裏で、私たちの国はどこへ向かおうとしているのか。

ワタクシが選挙で見る「たった一つのものさし」

ワタクシが投票所へ向かうとき、必ず心に問うことがあります。

「その政党は、この国を『戦争をしない国』として守ろうとしているのか、それとも『戦争ができる国』へと変えようとしているのか」

この問い。これこそが、ワタクシにとっての「ものさし」なのです。

消費税が何%になるのか、給付金がいくらもらえるのか。

もちろん、それも大切です。

けれど、一度戦争が始まってしまえば、減税も、年金も、医療も、教育も、すべてが根こそぎ奪われてしまうのです。

焼け野原には、何も残りません。

ワタクシは、各政党の公約を読むとき、まず「憲法」に対する態度を見ます。

それは、まるで人の「背骨」を見るようなもの。

どんなに美しい言葉を並べても、その背骨が曲がっていれば、やがてその人は倒れてしまう。政党も同じです。

なぜ、今「憲法」が最大の争点なのか

高市総理が内閣支持率70%前後という勢いに乗って解散を決めた真意は、明白です。

それは、「人気」という熱狂があるうちに、平和憲法の改正とさらなる軍拡路線の「白紙委任」を得ることです。

今の政治は「積極財政」や「減税」といった耳当たりの良い言葉で支持を集めながら、

その実、国家の役割を「軍事」へと急激にシフトさせるリスクを孕んでいます。

家計を助けるという甘い言葉の裏で、着々と進められる戦時体制への準備。

個人の人気が、日本を危険な方向へ導く軍拡の免罪符になってはなりません。

各党公約比較:憲法9条と安全保障の「現在地」

各政党が、私たちの平和憲法をどう扱おうとしているのか。その立ち位置を整理しましょう。

改憲・軍拡推進勢力(自民・維新・参政党・日本保守党など)

  • 自民党(高市政権):憲法9条への自衛隊明記、緊急事態条項の創設を悲願としています。防衛費をGDP比2%以上へ増額し、「反撃能力」の名の下にミサイル開発を加速させています。これは事実上の「専守防衛」の放棄に他なりません。

  • 日本維新の会・日本保守党・参政党:自民党以上に前のめりな改憲を主張し、9条2項の削除や核共有の議論すら辞さない姿勢を見せています。参政党の創憲など、彼らの主張は、戦後の平和国家としての歩みを根底から覆すものです。

「変節」した中道改革連合(立憲・公明)

かつて安保法制を「違憲」と批判していた立憲民主党が、公明党との合流により大きく変節しました。

存立危機事態における自衛権行使を「合憲」と認め、日米同盟を基軸とした抑止力強化へ舵を切りました。

かつての主張を捨て去り、自民党の軍拡路線を追認する「補完勢力」と化してしまった現状は、平和を願う有権者への裏切りではないでしょうか。

憲法を守り、平和を創る「確かな共同」勢力(共産・社民・れいわ)

  • 日本共産党:「アメリカ言いなり」の外交を卒業し、ASEANのような対話による「自主的・平和外交」への転換を訴えています。憲法9条を堅持し、安保法制の廃止を断固として掲げ、武力によらない平和構築を最優先しています。

  • 社会民主党:軍事費の膨張を止め、その予算を暮らしや教育、医療に回すべきだと主張。頑なに憲法改正に反対し続け、庶民の生活の安全こそが真の安全保障であると説いています。

  • れいわ新選組:対米追従を拒絶し、「戦争ビジネスに加担しない」と明言。緊急事態条項の新設に反対し、徹底した平和主義と、人々の生存権を守るための積極財政を両立させる立場を貫いています。

「アメリカ言いなり」から「対等な日米関係」へ

現在の日本は、トランプ政権の要求に追従し、日米一体となって「戦争ができる国づくり」を急いでいます。

しかし、真の独立国家とは、アメリカの盾になることではありません。

米軍の補完勢力として若者を戦場へ送り出す道ではなく、日本独自の知恵と対話でアジアの緊張を解く道を選ぶべきです。

周辺諸国と「互いに脅威とならない」関係を築く。武力ではなく、外交の力で地域を包摂する。

これこそが、憲法9条を持つ日本が世界に示すべき「自主外交」の姿です。

集団的自衛権の行使を容認し続けることは、日本を他国の戦争に際限なく巻き込み、美しい国土を再び焦土と化す危険を孕んでいるのです。

憲法とは「権力を縛る鎖」

よく「押し付け憲法だから」「時代が変わったのだから、憲法も変えるべきだ」という声を聞きます。

けれど、ワタクシは思います。

憲法とは、私たちが権力者に変えさせるものではなく、私たちが権力者を縛るための「鎖」なのだ、と。

国家権力が暴走しないように。

一人の政治家の「人気」や、一時的な「熱狂」によって、国が危険な方向へ舵を切らないように。

私たち一人ひとりの平和な日常を守るために。憲法は、そこに存在しているのです。

権力者がその鎖を「窮屈だ」と感じたとしても、勝手に外すことは許されません。

なぜなら、その鎖こそが、私たちの命を、子供たちの未来を、守っているのですから。

その「約束」を、一時的な人気や、時代の空気で軽々しく扱ってしまうことは、

私たちの命を、そして未来の子供たちの命を、差し出すことに等しいのです。

戦争体験者が語る「憲法九条」という希望

1945年、空襲で真っ黒に染まった空のもと、私は死を覚悟しました。

隣近所の人々が倒れ、街が消えていく恐怖は、言葉では尽くせません。

戦後に公布された日本国憲法は、私にとって単なる法ではありませんでした。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

この言葉を初めて聞いたとき、ワタクシの胸に込み上げたのは、言葉にできないほどの安堵でした。

「二度と殺し、殺されることはない。私の子供たちも、孫たちも、飢えや怯えの中に置かれることはないのだ」という、生きるための希望の証、闇を照らす光そのものでした。

憲法は、国家権力が暴走しないように縛り、私たち一人ひとりの平和な日常を守るための「約束」です。

権力者がその約束を窮屈に感じたとしても、勝手に書き換えることは許されません。

その「約束」を、一時的な人気や時代の空気で軽々しく扱ってしまうことは、

私たちの命を、そして未来の子供たちの命を差し出すことに等しいのです。

右傾化に抗う「大きな旗」を立てるために

今回の選挙では、右傾化する日本の政治を食い止めるため、共産党、社民党、れいわ新選組の3党が一つになって「大きな旗」を立てることを切に望みます。

個別の政策に細かな違いはあっても、「憲法9条を守り、戦争をさせない」という一点において、これほど信頼できる勢力はありません。

すでに愛知や福岡などで始まっている選挙協力の動きは、今の政治に絶望している人々にとって、大きな希望の兆しです。

憲法を真ん中に据えた「確かな共同」こそが、自民党の過半数を阻止し、暴走する政治にブレーキをかける唯一の現実的な道なのです。

「消費税減税」などの暮らしに直結する公約も、もちろん大切です。

しかし、一度戦争が始まってしまえば、減税も社会保障もすべてが根こそぎ奪われます。

その政党が「日本をどのような国にしようとしているのか」、その根源的な姿勢、つまり「憲法観」を厳しく見てください。

94歳の私は、あとどれくらいこの国の行く末を見届けられるか分かりません。

でも、あの大空襲の記憶だけは、墓場まで持っていくわけにはいかないのです。

「二度と戦争をさせない」——その祈りにも似た想いを、重い一票に託して、私たちの未来を取り戻しましょう。

あなたの1票は、命を守る1票

投票所へ向かう、その一歩一歩が、未来を創ります。

あなたの1票は、あなたの命を守る1票です。 あなたの愛する人の命を守る1票です。

そして、まだ見ぬ未来の子供たちの命を守る1票です。

「人気」という、はかない入道雲に惑わされず、憲法という揺るぎない「ものさし」を胸に、誇りを持って投票所へ向かいましょう。

「二度と戦争をさせない」

その祈りにも似た想いを、重い一票に託して、私たちの未来を取り戻しましょう。

94年の人生を生きてきたワタクシから、あなたへ。

心からの願いを込めて。

最後の一句

問いかけよ 人気の裏の 行く先を

 

人生エッセイ
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

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