YouTubeのコメント欄から見えてくる平和と政治の論争

人生エッセイ

こんにちは。あかね93歳です。

私のYouTubeチャンネルにてコメント欄が大にぎわいです。

温かいコメントから厳しいご意見まで、本当にありがとうございます。

先日公開した「私が絶対に投票しない政党、選挙前に考える政党の選び方、ここだけは譲れない」という動画にもたくさんのコメントが寄せられました。

今回はそのコメント欄に寄せられた多様なご意見をいくつかのタイプに分類し、それらについて私の考えをお話しさせていただきたいと思います。

皆様からのコメント1つ1つを拝見させていただき、改めて憲法や平和に対する議論の深さを感じています。

1. 平和憲法への支持と政党への賛同

平和への共感と憲法の価値

多くのコメントが、私の戦争体験から来る平和への願いに共感を示してくださっています。特に、もう戦争はしない、子供たちを戦場に送らないという現行憲法の精神を尊いものだと考えている方が多くいらっしゃいました。

れいわ新選組への支持

れいわ新選組だけが平和外交を訴えていると支持を表明する意見があります。戦争を知らない世代の方々も、戦争の無ごたらしさを理解し、現行の日本国憲法を尊いと考えており、息子を戦争に行かせたくないという強い思いかられいわ新選組を支持しているとのことです。

日本共産党への支持

憲法9条を守り、二度と戦争をしないと主張し続けていること。また、戦前に戦争に反対して投獄された人々が共産党員だったことを理由に、日本共産党を支持する意見もありました。

平和主義の重要性

経済の発展は平和があってこそ成り立つという意見や、戦争はビジネスではなく犯罪であり人殺しであるという平和主義的な立場が表明されています。

憲法の普遍的価値

戦後生まれだが、憲法3原則は人間社会の基本が歌われており、毎日の生活の指針としている。この憲法が世界中に影響を与えることを願うという声も寄せられています。

これらのコメントは、私が15歳で新しい憲法に出会った時に感じた、「これから日本はあの苦しい戦争とは無縁の平和で、そして私たち1人1人の暮らしが大切にされる国になるのだ」という希望、そして「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにする」という決意と重なるものです。

私自身も憲法は個人の尊厳を最高の価値とし、平和主義を掲げた先進的な憲法であると信じています。

2. 憲法改正の必要性を主張する意見

一方で、今の憲法では日本を守れないとして憲法改正の必要性を訴える声も多くありました。

自国を守るための改憲

自分の国は自分で守るという基本的な考えから、現行憲法を堅持することが平和につながるわけではないという意見があります。

また、日本人が望まなくても平和憲法を堅持していても戦争は始まっているとし、今の憲法では日本を守れませんと主張するコメントも見られます。

平和ボケ批判

現代の日本人は平和ボケしているという指摘や、非武装中立が本当にできると思っているのかという厳しい意見もありました。

戦争経験の歪曲批判

戦争を経験した世代の考えは、悪意ある外敵から日本人が虐殺略奪暴行された歴史を歪めてしか解釈できないという批判や、「あかねと同じ年齢の若者、私の親世代は、世界情勢も理解し、歴史観も持ち、日本を守るために志願して戦いに行った」という声もありました。

憲法の押し付け論

憲法はアメリカ統治時に深く介入しており、ところどころおかしくなっている。自国を卑下する憲法を私はあなたや先人たちのために終わらせたいという意見もありました。

これらの意見は私の「憲法は守らなければいけない」という強い思いとは異なるものです。

しかし、こうした異なる立場があるからこそ、私たちは対話を続け、お互いの立場を理解し合おうとする努力が必要だと考えています。

3. 特定の政治勢力への批判・懸念

コメント欄では特定の政党に対する強い批判や懸念も表明されていました。

参政党への批判

参政党が創憲案で、法の下の平等、思想・良心の自由、表現の自由など、国民の多数の権利を削除したとされ、人権無視の鬼畜と厳しく批判する意見がありました。

各党への様々な批判

れいわ新選組、日本共産党、自民党など、各政党に対して様々な批判的意見が寄せられています。中には「隠れ中国共産党説」のような陰謀論的な意見も見られました。

これらのコメントは特定の政党に対する多様な見方や政治に対する強い不信感を示していると感じます。

私は憲法改正に積極的な政党の中には「平和を守る」と言いながら、その先に軍隊を持つことや徴兵制を国民の義務にすることを考えているのではないかという懸念を抱いています。

私の考える平和憲法と日本の未来

平和憲法の堅持

私は平和憲法を堅持し、日本が再び戦争の渦に巻き込まれないようにすることが最も大切だと考えています。

「お隣の国が攻めてきたらどうするんだ」というご意見が必ず来ます。では、なぜ攻めてくることになるのでしょうか。

日本が本当に独立した国で、平和憲法をしっかり世界に宣言し、その下での平和外交を徹底的に実行した場合はどうでしょうか。

現在の日本の軍事状況

現在、日本には130か所以上の米軍基地や関連施設が存在しています。このうち、米軍が単独で使用している米軍専用基地は約81か所で、残りは自衛隊と共用されています。

防衛関連予算の合計は約9兆9000億円。2023〜2027年度の5年間で総額43兆円規模を計画しています。

これは近隣諸国には脅威と映っているのではないかと思います。軍事と軍事では戦争へ向かうだけです。

真の国防とは

国防を語るのであれば、まず日本の食料自給率を100%にすることを目指すべきです。日本を滅ぼすにはシーレーンを閉鎖すれば簡単です。

自衛隊の部隊にも自給率向上部隊などを創設して、今の農家さんなどが自衛隊員になっていただき、

非正規雇用で困っている若い方々にもこの部隊に入隊していただき、国家公務員として手取りを増やす政策などどうでしょうか。

これこそ自衛隊だと思います。

アメリカからの真の独立

コメントのご意見の中には、「まず先に必要なのはアメリカからの真の独立で、日米地位協定も世界中の他の国のように米軍も日本のルールを守る形にすべきなのではないか」というものがありました。

私はこの方のご意見に同感です。

まずアメリカ軍の基地をなくし、アメリカとは対等な外交ができるようにし、日本政府が徹底した平和外交をするというのが現行憲法が成立した時の精神だと私は理解しております。

戦争の本質について

戦後の歴史はアメリカ軍の基地があり、経済も支配のもとにあり、日本はまるで属国となっていると感じます。

世界を動かしている国際金融資本が戦争で対立している両方の国に兵器産業での市場を作り出し、莫大な利益を得て、また次の市場を作り出そうと画策していると考えています。

私は日本がその対象にならないよう、平和憲法を堅持し、徹底した平和外交ができる政治家を選挙で選びたいと考えています。

私は日本に生まれて日本人として誇り高く生きていきたいと思います。

戦前、戦中は「国のために」と思って食料難や目の前で人が丸焦げになっていく様も耐え忍んできました。

それが金儲けのために戦争があるなどと考えるとおぞましくもあります。

こんな話をいたしますと「お前は日本人じゃない」などとお叱りを受けるかと思いますが、私は日本人です。

そろそろ黄泉の国からお呼びが来ると思いますのでご安心ください。

孫やひ孫に「生きていてよかった」と思える日本になるように、最後の命を捧げようと考えているだけでございます。

結び

今回のブログでは、コメント欄に寄せられた様々なご意見と、それに対する私の考えを少しだけお話しさせていただきました。

憲法は私たち1人1人の幸せと平和な社会を守るための土台であり、日本の未来をどう築いていくかという国の根本に関わる重要な問題です。

これからも皆さんとともに平和な国を守り続けていきたいと願っています。

私の中にある疑問

このブログやYouTubeを始めたのは、戦前、戦中、戦後を生き抜いた世代だから語れることがたくさんあるはずだと考えたからです。

私の中にはまだ解決していない問題があります。終戦の時に思った疑問があります。

なぜ戦争があるのか、あの大空襲で何の落ち度もない人々が何ゆえに無惨に黒焦げになり消えていかなければならなかったのかという疑問です。

私が今こうしてブログ、YouTubeをやっていることが奇跡のようなものです。

あんな戦争は二度とこりごりです。

私はもう90年以上も生きましたが、子供たちや孫、ひ孫たちのこれからを考えています。

こうやって動画の原稿を綴りつつ、終戦の時に思った疑問を1つ1つ解決していきたいと思います。

最後に1句。

お叱りも黄泉路の手前怖くない

お粗末でした。

人生エッセイ
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

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