122兆円のお金は、いったい誰のため?2026年度予算案、ワタクシなりに徹底的に考えてみた

人生エッセイ

はじめに——新聞を読んで、胸がざわついた朝のこと

名古屋の息子の家で、ワタクシは毎朝、「しんぶん赤旗電子版」をパソコンで読んでおります。

2026年3月27日の1面に「戦後初の軍拡増税に反対 国民の生活壊す。参院委で小池書記局長、中止を要求」とありました。

4月11日の予算案自然成立に向けて、11日間の暫定予算も組まれようとしています。

今度の予算案については、「しんぶん赤旗」に10回にわたって連載された「2026年度予算案の焦点」という特集で詳しく解説をされていました。

国会で予算案を審議しているといわれても、なかなかその中身を多くの国民は知らないと思います。

今朝の記事と連載の特集記事を「チームあかね」の力を借りてまとめてみたいと思います。

読めば読むほど、これは黙っていられない話だと思いました。

そもそも「暫定予算」と「自然成立」って何のこと?

まず、難しい言葉をワタクシなりに図解してみましょう。

日本の国会というのは、衆議院と参議院、二つの「関所」があります。

予算案は衆議院を通過しましたが、参議院という第二の関所で、まだ審議の最中なのです。

ところが——憲法60条という決まりがあって、衆院通過から30日が経つと、参院での議決がなくても予算は「自然成立」してしまいます。

今年でいえば、4月11日がその日。

政府はそれまでの「空白期間」を埋めるために「暫定予算」を出しました。

これを聞いて、「ああ、もう決まったようなものね」と思う方もいるでしょう。でも違うんです。

日本共産党の田村智子委員長はこう言っています——「徹底審議し、必要な修正を行うべきだ」と。

実はこれ、前例があります。

去年の予算審議では、世論の声が広がって、高額療養費の負担増が「凍結」されたんです。

つまり、諦めれば負け、声を上げれば変わる。

サクッと把握!予算案「10の焦点」逆立ちしたお金の使い方

今年の予算案は122兆3,000億円。「過去最大」という言葉が踊っています。

でも、ワタクシはこう思うんです——大きければいいというものじゃない。問題は「誰のために使うか」です。

ちょっと想像してみてください。122兆円というのは、1万円札を積み上げたら東京タワーの約370倍の高さになる金額だそうです。

それだけの国民のお金が、いったいどこへ流れているのか。

お金の流れを追ってみると……

大企業には4,100億円の減税をしながら、暮らしの予算は削る

これをワタクシは「逆立ち予算」と呼ぶことにしました。頭と足が逆さまになっているんです。

軍事費は初めて9兆円を超えました。

しかも恐ろしいのは「後年度負担」という仕組みで、将来に約18兆円ものローンを残すこと。

孫やひ孫の世代に、黙ってツケを回しているようなものです。

社会保障費は39兆円で2%増と聞けば「増えてよかった」と思いますよね。

ところが今の物価高は3.2%上昇。つまり実質的には減っている

水が2%増えても、バケツの穴が3.2%大きくなっていたら、水はどんどん減っていくでしょう——そういうことです。

学校給食の無償化に向かて1,649億円というのは嬉しいニュース。

でもその陰で、教員の数を実質2,548名も削減しています。子供を大切にするなら、教える人も大切にしてほしい。

農業従事者は25%も減っているのに、農家の所得補償はなく「大規模化しなさい」と強要する。

コメが足りないと大騒ぎしておきながら、農家さんを追い詰めているんです。

国立博物館などの文化施設には「自己収入100%」を求めるとのこと。

稼げない施設は「再編対象」になるというのです。

ワタクシが若い頃、上野の博物館で見た縄文土器の美しさは、お金では測れないものでした。

文化というのは、儲けるためにあるのではないはずです。

国会で明らかになった「3つの重大欠陥」

3月26日の参院財政金融委員会で、日本共産党の小池晃書記局長が追及した内容は、特に大切だと思いました。

その一:終わりのない「軍拡増税」という名の重石

政府が考えているのは「防衛特別所得税」という新しい税金です。

しかもこれ——東日本大震災の復興のために集めていた「復興特別所得税」を流用して、さらに徴収期限を延ばすという仕組み。

被災された方々のために集めたお金を、別の目的に使うというのは、どういう了見でしょうか。

しかも、復興税は、徴収期限を10年延長しての減額分カバーして、防衛特別所得税に期限がありません。

小池氏は、「期限なく増税が続く。税率1%でも、トータルでは増税ではないか」と追及しました。

期限のない増税。 若い世代にとって、これはどれほど重い枷になるでしょう。

そしてもう一つ、赤字国債を5年間も自由に発行できるようにするという法案も出ています。

ワタクシは戦争を経験した世代です。

戦前、日本が戦費を賄うために国債を刷り続けた末に何が起きたか——それは歴史が証明しています。

小池氏が「軍事費と公債の密接な関係は、戦争の危険を招く」と警告したのは、決して大げさな話ではありません。

ワタクシには、骨身に沁みる言葉です。

その二:物価高の嵐の中で傘を取り上げる「医療・年金の切り捨て」

高額療養費の自己負担上限が引き上げられます。

これは、重い病気を抱えている方々にとって——治療を続けるかどうかの瀬戸際に立たされるということです。

「お金がないから病院に行けない」という言葉を、ワタクシは戦後の貧しい時代に何度も聞きました。

あの時代に逆戻りするのでしょうか。

さらに、約1,100品目もの身近な薬が保険の対象から外れようとしています。

風邪薬や胃薬、痛み止め——そういったものが「自費」になるかもしれない。

これは高齢者だけでなく、子育て中の若いご家族にも直撃する話です。

その三:「効率化」という美しい言葉で包んだ破壊

教員を減らす理由は「少子化だから」。

農業予算を削る理由は「大規模化が必要だから」。

でも、ワタクシが4人の子供を育てたあの時代を思うと——先生が一人ひとりの子供にかける時間と愛情が、どれほど大切だったか。

効率では測れないものがあるんです。

「効率化」という言葉は、時として「切り捨て」の言い訳になります。

現場で奮闘している先生たちや農家さんたちの声を、数字だけで判断していいはずがない。

まとめ——122兆円を、私たちの手に取り戻そう

2026年度予算案は、4月11日の「自然成立」に向けてカウントダウンが進んでいます。

でも——「もう決まった」と思わないでほしいのです。

去年だって、声を上げたことで高額療養費の負担増は凍結されました。

政治というのは、諦めた瞬間に終わります。

声を上げ続けている限り、扉は開いているんです。

軍拡増税で暮らしを壊し、赤字国債で未来を縛る。

そんな「戦後初の軍拡増税予算」を、黙って見送るわけにはいきません。

暫定予算という「間の時間」を、ぼんやり過ごすのではなく「熟議」のために使う。

国民一人ひとりが、この122兆円の使い道に目を光らせる。

それが民主主義というものだと、94年間生きてきたワタクシは思っています。

まずは、知ることから初めて、できることをしたいと思います。

25日には国会前で2.4万人もの人たちが集まって「3・25国会前緊急アクション」をされてたようです。

孫やひ孫が生きていく未来のために、今、声を上げたいと思います。

最後の一句

軍拡の 春に散りゆく 暮らしの花

大きな予算の春風が吹く中、静かに散ってゆくのは、国民一人ひとりの日々の暮らし——94歳のワタクシは、そう感じずにはいられません。

人生エッセイ
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

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