人生エッセイ

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戦後~高度経済成長期前(昭和21年~昭和30年代):復興への道のり

終戦直後の日本は、焼け野原が広がり、人々は途方に暮れていました。都市部は特に被害が大きく、家を失い、食料や衣類もない人々がたくさんいました。私は、横浜で空襲にあってから、静岡に疎開していましたが農家ではなかったので街の人たちと同様に生活は困...
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結婚、出産、そして家電の時代、慌ただしくも輝いた日々、そして今思うこと

高度経済成長期に入った昭和30年代後半、私の人生にも大きな転機が訪れました。家に生命保険のセールスに来た男性と母が仲良くなり、やがて私もその方と親しくなっていきました。そして結婚を決意し、東京都内で新しい生活をスタートさせることになったので...
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90歳、見え始めた私の新しい朝 – 健康と好奇心に満ちた日々

まさか、この歳になって、こんなにも世界が鮮やかに見える日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。光を取り戻した日90歳を迎えた春、長年悩まされてきた白内障の手術を受けたのです。手術前日は、正直なところ不安でたまりませんでした。「この歳で手...
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90年の記憶:戦後の娯楽、映画に夢中になった日々

皆さま、こんにちは。93歳になった あかね でございます。これまでの自己紹介記事では、私の生きてきた時代を簡単にご紹介しました。今回は、その中でも特に思い出深い「戦後の娯楽」について、少しお話ししたいと思います。長い人生を振り返ると、あの時...
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90年の食卓物語:配給から豊かな食へ

こんにちは、皆さま。90歳になった あかね です。日々の暮らしの中で、ふと昔の記憶が鮮やかに蘇ることがあります。窓から差し込む穏やかな春の日差しを浴びながら、今日は私の90年の人生の中で、特に印象深い「食生活の変化」について綴ってみたいと思...
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90歳、今日も元気!あかねの無理しない健康習慣

はじめまして!以前にも少しお話ししましたが、昭和6年生まれのあかねです。窓から差し込む春の柔らかな光を浴びながら、この記事を書いています。気がつけば90年もの月日が流れましたが、今日も元気に過ごせる秘訣は、日々のちょっとした習慣にあると思っ...
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名城公園のツツジ、藤棚/花の海に身を委ねて~90歳あかねの春爛漫お散歩日記~

皆様、こんにちは!窓から差し込む陽の光が、今日も私の背中を優しく押してくれるようです。春風に誘われて今日は本当に素晴らしいお天気!4月というのに、まるで初夏が顔を覗かせたかのようなポカポカ陽気。朝起きて窓を開けた瞬間、柔らかな風が頬を撫で、...
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15歳の私が見た新しい国の光・あたらしい憲法のはなし

皆さま、こんにちは。あかねです。80年前のあの大戦での経験から、日本の再建にむけて、新しい憲法ができた時の思いを語ります。終戦の年、私の思いは、なぜ戦争があるのか、あの大空襲で、何の落ち度もない人々が、なにゆえに無残に消えていかなければなら...
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大切な約束を次の世代へ・戦争を生き抜いた93歳が伝える憲法の魂

春の陽射しが窓から差し込む午後、私は古いアルバムを開きました。そこには、10代の私が大切に保管していた一冊の小さな冊子の写真があります。『あたらしい憲法のはなし』今から78年前、戦後の混乱期に私が初めて手にした憲法の解説書です。その表紙の色...
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憲法九条に込めた平和への誓い ~二度と戦争を繰り返さないために~

私は、昭和6年(1931年)に横浜で生まれ、9人兄弟の長女として賑やかな家庭で育ちました。そして15歳の時、終戦を迎え、新しい憲法の誕生を目の当たりにしました。今回は、その新憲法の中でも特に私たちの心に深く刻まれた「憲法九条」について、当時...