皆様、こんにちは。94歳の独り言、あかねでございます。
先日公開いたしました『赤旗再建案』の動画とブログに対し、真夏の太陽のように熱いコメントを山のようにいただきました。
ワタクシの拙い独り言に、これほどまで真剣に耳を傾けてくださり、心の底から、熱い涙がこぼれるほど感謝しております。
共産党員でもないワタクシが、差し出がましく赤旗の再建案なるものを申し上げてしまい、まず最初に、謹んでお詫び申し上げます。
ただ、ワタクシは、昭和、平成、令和と激動の時代を生き抜く中で、権力を監視し、真実を語り続ける「しんぶん赤旗」を一番の愛読紙としてきた、一人の「熱烈なファン」でございます。

あの動画でワタクシが伝えたかった「恋文」
あの動画では、1928年の創刊以来、暗闇の中で灯火(ともしび)を守り抜いてきた赤旗の不屈の歴史を辿りました。
同時に、現在の経営がいかに「氷山に向かって進むタイタニック号」のような危機にあるかというデータも示しました。
全盛期の355万部から約80万部への激減。
そして、日刊紙が年間で「十数億円」という、想像もつかないほどの真っ赤な欠損を出しているという現実。
この数字は、単なる家計簿の赤字ではありません。
日本の民主主義の「最後の砦」が崩れ落ちる音のように、ワタクシの耳には響いたのです。
だからこそ、ワタクシは「紙」という形に別れを告げてでも、その「魂(コンテンツ)」をデジタルという新しい器に移し替えるべきではないかと勇気を持って提言いたしました。
まず、申し訳ないことをひとつ
皆様からのコメント、すべて拝見しております。
ただ、一つひとつに個別でお返事をするということが、多くのコメントにつき、正直なところ難しい状況でございます。どうかご容赦くださいませ。
その代わりに、こうして記事という形で、皆様のお声を受け止め、ワタクシの思いをお伝えしたいと考えました。
ワタクシが赤旗を愛読しているのは、そこに「他では読めない真実」があるからです。
政党助成金を受け取らず、大企業にも権力にも忖度しない。
その一点において、赤旗はワタクシにとって、濁った川の中にある一筋の清流のような存在なのです。
94年間生きてきて、戦争も貧困も高度成長も、シングルマザーとしての苦労も経験してきたワタクシが、今この年になって「赤旗がなくなるかもしれない」という現実に直面したとき、じっと黙っていることができませんでした。
賛同のお声に、胸が熱くなりました
「感動した」「涙が出た」「勇気をもらった」——そんなお言葉が、画面の向こうから次々と届きました。
「チームあかねの提案には、赤旗への愛しか感じない」
このお言葉を読んだとき、ワタクシは思わず目を閉じました。
そうなのです。政治的な計算でも、組織への義理でもない。
長年、この新聞に教えられ、励まされ、怒りと希望を同時にもらってきた、一人の読者としての純粋な愛。
「画期的な提案だと思った」「発想の転換が必要だ」「真剣に検討すべき」こうした声は、ワタクシにとって、暗い夜道に灯るランプのようでした。
高齢で赤旗の配達・集金を続けていらっしゃる方が「励まされた」と書いてくださったこと。
亡き連れ合いが赤旗の記者だったという方が「読んだら どれほど喜んだことか」と書いてくださったこと。
そういうお声の一つひとつが、ワタクシの94年という年月と静かに重なって、胸の奥に温かく沈んでいきました。
慎重論・反対論にも、真剣に向き合いました
もちろん、慎重なご意見もたくさんいただきました。
「紙の配達は、読者への見守りも兼ねている」これは、ハッとさせられるご指摘でした。
確かに。高齢の読者の元へ定期的に足を運ぶことは、新聞配達であると同時に、安否確認でもあるわけですね。
「電子版への移行は、通信環境を整えられない人を置き去りにする」「クレジットカードを使えば個人情報が外に漏れる」「セキュリティの問題がある」こうした具体的なご指摘も、しっかり受け止めました。
「高齢の読者は紙でないと読めない」というご意見もございました。
これについては、ワタクシ、ちょっとニヤリとしてしまいました。
それをワタクシに言う?と、失礼しました。
損益分岐点の試算をしてくださった方もいらっしゃいました。「読者160万という目標は楽観的すぎる」「紙を廃止すれば損益分岐点は下がるが、黒字化は保証できない」鋭い現実認識だと思います。
でも、ワタクシはこう申し上げたいのです。
想像してみてください。
一つの大きな岩が、川の前に立ちはだかっています。
「あの岩は越えられない」と岸で議論している間にも、川の水位はじわじわと上がっています。
今の赤旗の財政状況は、まさにそういう状態です。
年間十数億円の赤字、これを10年続ければ、百億円を超える穴になります。
「できないこと」を並べている時間は、もうないのではないでしょうか。
できないことを探すのではなく、できることから始める。
ワタクシが申し上げたかったのは、ただそれだけのことでございます。
れいわ支持者の皆様、共産党支持者の皆様へ
コメント欄では、れいわ新選組と共産党の支持者の間で、活発な議論が繰り広げられておりました。
「共産党は閉鎖的だ」「れいわのように体を張らない」という声。
「れいわ、共産党、社民、護憲派の議員が団結してほしい」という声。
ワタクシは、この議論を読みながら、不思議と希望を感じておりました。
なぜか。
皆さんが本気で怒っているからです。本気で心配しているからです。
無関心な人は怒らない。どうでもいい人のために涙を流さない。
方向性の違いはあっても、「この国の民主主義をなんとかしたい」という気持ちは、皆さん同じではないでしょうか。
日本共産党の機関紙活動について
『日本共産党の機関紙活動』という古い本を読んだことがあります。
この本は、1958年の第7回党大会から第17回党大会までの20年間の日本共産党の機関紙活動について、その理論と実践が系統的に理解できるようにまとめたものです。
共産党の幹部の方が読むような本でしたが、赤旗配達のお手伝いをしている時に、事務所で見つけて買って読んだことがあります。
1000ページ以上もある分厚い本でした。
ワタクシの持っていた本は、全部、息子がPDFというデータにしてくれたので、パソコンやタブレットでいつでも読み返すことができます。
久しぶりに読み返しました。

1950年代後半から1980年代半ばにかけての日本共産党における機関紙活動の軌跡を、
党大会や中央委員会での決定事項、論文などを通じて体系的にまとめた記録集です。
戦後の混乱期を経て党の再建と綱領確定に至る過程で、「赤旗」を国民と結びつく中心的な武器と位置づけ、
その普及と組織化をいかに進めてきたかという理論と実践の歴史が綴られています。
単なる活動報告にとどまらず、配達や集金体制の確立といった具体的な現場の課題から、資本主義国における独自のジャーナリズム構築という壮大な展望まで、
党勢拡大の根幹をなす機関紙革命の全容を解明することを目的としています。
各時代ごとの前進方向や克服すべき弱点をリアルに記録した本書は、党活動家たちが今後の指針を得るための「宝庫」としての役割を担っています。
機関紙を単なる情報媒体ではなく、党と国民を結びつける「革命運動の原点」および組織建設の根幹として位置づけているはずです。
「革命運動の原点」などという一文には、抵抗感のある方も見えるでしょうが、「日本の民主主義の発展のため」という理解を、ワタクシはしております。
その後、このような書籍が出ているかは、存じ上げていませんが、機関紙という形態が、電子版というかたちになっても、考え方は同じだと思います。
「しんぶん赤旗」は、共産党の機関紙ですが、ワタクシが感じた「赤旗が新聞以上に新聞である理由」がここにあるのです。
「党活動家」でもないワタクシが申し上げるのもなんですが、その3つの理由は、前回の動画やブログでご紹介いたしました。
日本の民主的ジャーナリズムをけん引してもらいたいと思っております。
皆様のコメントを読んで、最後にわかったこと
今回の動画で、ワタクシとチームあかねがお伝えできたことは、まだまだ不十分なものでした。
でも——
これだけ多くの方が、赤旗の未来を、共産党の行方を、そして日本の民主主義を、真剣に考えていらっしゃるということ。
それがコメントを通じて、はっきりと見えました。
日本の民主主義を守るために、赤旗の存続は欠かせない。
ワタクシはそう確信しているからこそ、問題提起をいたしました。
その問題提起に、これほど多くの皆様が応えてくださった。
それが、何より嬉しかった。
94歳のワタクシに、まだこんな役目が残っていたとは、これが今回、一番の「思いがけない結末」でございました。
皆様、本当にありがとうございました。
チームあかねは、これからも続けてまいります。
どうかお体に気をつけて、一緒に声を上げ続けてまいりましょう。
あかね94才の独り言 より チームあかね一同
🖊️ 最後の一句
百年の 墨の重さを 風に問う
弾圧された戦前から今日まで、命がけで書き継がれてきた百年の言葉の重さ、それを軽々と手放してはならないという、歴史への畏敬です。



