復興税をミサイルに?94歳が黙っていられない3月の国会

人生エッセイ

「お伝えしたくて、たまらないのです」

毎朝、ワタクシの日課がございます。

お茶をいれて、「しんぶん赤旗」電子版をパソコンで広げる。

それだけのことなのですが、この歳になりますと、新聞を読む一時というのは、ただの情報収集ではございません。

まるで古い友人と向き合うような、静かで真剣な対話の時間なのです。

そして毎朝、ワタクシは思うのです。

「ああ、これは赤旗をお読みでない方にも、どうしてもお伝えしなければ」と。

94年生きてきたワタクシには、どうしても黙っていられないことがございます。

今回は3月の赤旗が伝えてくれた国会の様子を、ワタクシなりの言葉でまとめさせていただきます。

少し長くなりますが、どうかお付き合いくださいませ。

まず、この「手品」のからくりを見破ってください

高市政権がやっていることを、ワタクシはひとつの「手品」に例えたいと思います。

片手でハトを出して客席の目を引きつけながら、もう一方の手でお客様の財布をそっと抜き取る。そういう手品でございます。

「青い服」「トートバッグ」「サッチャーの再来」――メディアはそんな記号で高市首相を飾り立てました。

3月1日の「しんぶん赤旗」の2面に掲載されている「解散権縛るルール必要」という記事では、

憲法学者の長谷部恭男教授(早稲田大学)が指摘されているように、肝心の政策の「中身」ではなく、

まるでアイドルのように外見と印象で人気を作り上げていったのです。

ワタクシは、戦時中に「大本営発表」というものを聞いて育ちました。

上手な言葉と華やかな演出の裏に、どれほど冷酷な現実が隠されているか、身に沁みてわかっております。

実績が明らかになれば「アイドル」ではいられなくなる。その通りでございます。

「サナエノミクス」という名の嵐が家計を直撃している

3月9日の月曜日、東京の株式市場で何が起きたかご存じですか?

日経平均株価が一時4200円超も暴落いたしました。終値でも2892円安という、過去3番目の下げ幅を記録したのです。

数字だけ並べてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

こうイメージしてみてください。長年コツコツと積み上げてきた、100万円の貯金の壁が、たった一日で崩れ落ちていく感覚。

円も、株も、債券も、三つ同時に沈んでいく「トリプル安」でございます。

3月1日の「しんぶん赤旗」3面の「2026焦点・論点 高市首相の『責任ある積極財政』」では、

財政学者の鶴田廣巳名誉教授(関西大学)が、警告されています。

インフレのさなかに無謀な財政出動をすれば、さらなる物価高が国民生活を直撃すると。

そしてその財政の使い道が、また許しがたいのです。

防衛予算が9兆円を突破しました。

長射程ミサイル、数千機もの攻撃型ドローン、まるで戦争の準備リストのような買い物でございます。

その一方で、医療費は4兆円削減。社会保障は削られ、実質賃金はマイナスが続いています。

そして、ワタクシが最も胸が痛んだのはここでございます。

東日本大震災の復興のために集めた「復興特別所得税」の半分を、軍事費に転用するというのです。

あの震災から何年経ちましたか。

3月3日の「しんぶん赤旗」1面「東日本大震災15年 復興は日本全体で 岩手 小池書記局長・岩渕・高橋氏ら被災地調査 達増知事らと懇談」のなかで、

岩手県の達増拓也知事がおっしゃっています。

これは「オールジャパン」で復興しようという誓いへの裏切りだと。

被災地では今もなお、心のケアが切実に必要とされています。

その予算を奪い、ミサイルに変える——94年間、いろんなひどい話を見てきたワタクシでも、言葉を失いました。

夜陰に紛れて、ミサイルが運ばれてきた

3月9日の未明のことでございます。

熊本の健軍駐屯地に、射程1000キロの「12式地対艦誘導弾能力向上型」が搬入されました。

1000キロというのがどのくらいの距離か。東京から熊本まで、ちょうどそのくらいでございます。

それほどの射程のミサイルが、真夜中に、住民への連絡なしに、するりと運び込まれたのです。

小泉防衛相は「事前に知らせる」と強弁しておりましたが、自治体にも住民にも一切の通知はございませんでした。

そして、駐屯地でミサイルの「展示会」を計画しているというのです。

住民の恐怖には耳を塞ぎながら、兵器をまるでプロモーション商品のように扱う。

ワタクシの94年の人生で、こんなに恥ずかしい政治の姿を見たのは、久しぶりのことでございます。

子どもたちが40人、学校で命を落とした

もうひとつ、どうしてもお伝えしなければならないことがあります。

3月3日付の記事で、2日の衆院予算委員会における日本共産党・田村智子委員長の質問が詳しく掲載されていました。

米国とイスラエルがイランを先制攻撃し、少なくとも555人の民間人が犠牲となりました。

南部ミナブの学校では、40人の子どもたちが命を奪われています。

40人の子ども、でございますよ。

その後の報道では被害の全容が明らかになり、「死者数は100人を超え」、

3月8日付では「女子小学校が爆撃を受けて児童ら少なくとも175人が死亡」

「犠牲者の大半は7から12歳の児童でした」と報じられており、犠牲者はさらに増えています。

これは、外交解決の希望が見えていた矢先の出来事でした。

オマーンの仲介でイランがIAEAの査察受け入れに同意した、まさにその直後のことでございます。

高市首相はこれに対し、なんとおっしゃったか。「法的評価を控える」と沈黙なさいました。

主権国家の誇りとはなんでしょうか。

ワタクシは戦争を知っています。

子どもが学校で死ぬということの意味を知っています。

だからこそ、この沈黙が、ずしりと重く心に落ちてくるのでございます。

暗闇の中で蠢く「三つの影」

ここから先は、さらに暗い話になりますが、大切なことでございますのでお付き合いください。

ひとつ目の影:統一協会との長い縁

「しんぶん赤旗」日曜版のスクープが明らかにしました。高市首相が1994年から2001年にかけて、霊感商法で多くの被害者を出した団体の機関紙「世界日報」に5回も登場していたというのです。7年間で5回。これは偶然では説明がつきません。

ふたつ目の影:エプスタイン文書と無責任

性的搾取事件に関連する「エプスタイン文書」に、政府の重要会議メンバーの名前が多数見つかっています。松本尚デジタル相は「不確実な情報」と切り捨てました。説明責任を果たそうとしない姿勢が、この政権の色でございます。

みっつ目の影:憲法を変えようとする着々とした動き

衆院憲法審査会の会長に日本会議系の方、閣僚にも改憲論者を揃えた。高市首相は「なぜ自衛隊を書いてはいけないのか」とおっしゃいます。戦力不保持を定めた憲法の精神を、少しずつ、少しずつ、崩そうとしているのでございます。

94年生きたワタクシが、確かに知っていること

ワタクシは昭和6年生まれでございます。

満州事変が起きた年に生まれ、太平洋戦争を女学生として経験し、空襲の音を聞き、食糧難を生き延びました。

終戦後の廃墟から、日本がここまで豊かになるのを見てきました。

その歳月の中で学んだことがひとつあります。

軍事の道は、必ず暮らしを貧しくする。

「軍事対軍事」の悪循環を止めるために必要なのは、憲法9条を活かした平和外交でございます。

日本共産党の志位和夫議長や田村智子委員長が主張されているように、ASEANの国々と共に包摂的な平和の枠組みを作っていくこと

それが唯一の道だと、ワタクシは思っております。

大企業が積み上げた内部留保を賃上げに回す。生活を守る経済に転換する。

それが「人間の安全保障」というものでございます。

最後に、一つ希望の話を

「しんぶん赤旗」の電子版購読者が、発行からわずか4カ月で1万人を突破したそうです。

この数字が、ワタクシにはとても美しい色に見えます。

灰色の政治ニュースの中に、ひと筋だけ差し込む、あたたかい橙色の光のような数字でございます。

権力を監視したい。真実を知りたい。そういう人々が確かにいる、ということでございます。

有権者の三分の一くらいの方々が「しんぶん赤旗」をお読みになれば、世の中はすぐに変わると思います。

真実をしることが大切だと思います。

ワタクシは共産党員ではございませんが、多くの人に「しんぶん赤旗」をお読みくださいとおすすめします。

最近、れいわ新選組のあらぬ報道が出ています。まだまだ組織的にこれからの政党でございます。

共産党は100年の歴史と組織力があります。

共産党とれいわ新選組、社民党など憲法を守り平和を願う政党や議員の皆様が一つになって頂けないかなと思っております。

暴走する政権に主権者の怒りを。憲法を守り、平和をつくる主役は、ワタクシたちでございます。

ワタクシも、まだまだ独り言を続けますよ。94歳、まだまだ言い足りないことがございますから。

 

🖊 最後の一句

春の風 憲法九条 今も咲く

(9条はまだ生きている、春の風のようにやさしく、しかし確かに、という願いを込めました)

人生エッセイ
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

akaneをフォローする
シェアする
akaneをフォローする
タイトルとURLをコピーしました