皆さん、こんにちは。あかねです。
名古屋の街も、朝夕はすっかり秋めいてまいりました。
窓を少しだけ開けますと、金木犀の甘く、そしてどこか懐かしいオレンジ色の香りが、心地よい風に乗って部屋の隅々まで広がってまいります。
ワタクシの九十五年という長い道のりも振り返ってみれば、秋の夕暮れの茜空のように、燃えるような苦労と、それを包み込むような温かい人の情けに彩られた日々でございました。
本日は、「週刊あかね、しんぶん赤旗切り抜きシリーズ」として、2026年9月20日から27日までの一週間を、皆さまと一緒に、じっくりと振り返ってみたいと思います。
どうか、温かいお茶でも飲みながら、耳だけお貸しいただければ幸いです。
この一週間の赤旗をめくって
この一週間、「しんぶん赤旗電子版」のページをめくるたび、ワタクシの心の中には、冷たい秋雨がしとしとと降り続くような、そんな悲しさと憤りが交差しておりました。
大まかな流れといたしましては、大きく三つの色の糸が複雑に絡み合っているように感じたのです。
一つ目の真っ黒な糸は、高市政権と自民党の、国民の痛みに寄り添おうとしない政治の姿です。
9月22日の紙面、2面の「主張 高市内閣と裏金議員、政治とカネに無反省を象徴」や、
同じく2面「裏金閣僚に反対多数」といった各種世論調査の記事が示すように、ごまかしの政治に対する国民の怒りは、まさに沸点に達しております。
そして、9月26日の一面「国連総会で演説、高市首相、ICC制裁言及せず」や、同日の二面「主張 高市氏の国連演説、法の支配強調がむなしく響く」、
さらには「旧敵国条項削除当然の流れ、日本政府は侵略認識と反省を」といった記事からは、国際社会の舞台でのおぼつかない振る舞いが浮き彫りになりました。
また、お金の問題では、9月22日の1面「政党助成金を自分あてに寄付、自民候補十七億円」や、
26日の2面「繰越金ため込み全体の八十パーセント自民」など、思わず耳を疑うような見出しが並んでおりました。
本日、日曜の「にちよう特集、高市政権、空前の大企業バラマキ」の記事もあわせて読みますと、深い溜息が出るばかりでございます。
二つ目の灰色の糸は、ワタクシたち高齢者への冷たい仕打ちと、世代間の分断を煽る動きです。
ちょうど敬老の日が重なったこの週ですが、9月21日の2面「主張 敬老の日に考える、全世代に痛みもたらす分断論」や、
「高齢者医療費負担増狙う高市政権、社会保障切り捨てさらに」といった記事が、古傷のように胸にチクリと刺さりました。
「食品消費税2年限定減税、反対多数」という報道各社の世論調査の記事も、庶民の暮らしの厳しさを置き去りにしているようで、心が寒くなりました。
そして三つ目は、希望に満ちた白い糸。
それは、こうした理不尽に立ち向かう国民の運動です。
「トマホーク発射装置が沖縄に、防衛省、知事選影響恐れ計画隠し?」という背筋が凍るような記事や、「議員定数削減反対、緊急アクション」といった記事を通して、
平和と民主主義を自分たちの手で守ろうとする市民の力強い声が、確かな鼓動として響いているのを感じた一週間でございました。
国民の痛みを置き去りにする政治とカネ
それでは、最初の大きなテーマ、高市氏と政府与党、そして自民党の動きについて、もう少し深く語らせてください。
九月二十二日の紙面を見たとき、ワタクシは老眼鏡をかけ直して、自分の目を疑ってしまいました。
「政党助成金を自分あてに寄付、自民候補十七億円」。
この見出しを見た瞬間、ワタクシの心の中に、どす黒い墨汁がぽたぽたと落ちて、真っ白な障子紙を汚していくような、そんな強い不快感が広がりました。
私たちが毎日汗水垂らして納めた税金が、まるで底の抜けた柄杓で水をすくうように、するすると政党助成金を通過して、政治家たちの懐へと消えていく。
平均して一人約800万円だそうです。
裏金問題で国民からあれほど厳しい目が向けられているというのに、反省の色は少しも見えません。
世論調査で「裏金閣僚に反対多数」という結果が出るのは、火を見るより明らかなことです。
さらに「繰越金ため込み、全体の80パーセント自民」という記事もありましたが、彼らは国民の苦しい生活など、
まるで見えない分厚いガラスの向こう側の、温室の中で暮らしているのでしょうか。
そして、舞台を世界に移しても、その姿勢は変わりませんでした。
9月26日の記事にあった、国連総会での高市首相の演説でございます。
「法の支配」を声高に叫びながら、同盟国であるアメリカの理不尽な振る舞いには一切口をつぐむ。
その姿は、まるで強大な台風の前に立って右へ左へと揺れる、根の浅い葦のようです。
国際刑事裁判所への制裁に対してはっきりと物を言えない弱腰。
そして「旧敵国条項」の削除を求める一方で、かつての侵略戦争への痛切な反省を語ろうとしない。
「旧敵国条項」については、かつて、れいわ新選組の山本太郎さんが、たびたび言及していました。
今回の高市首相の同じ言葉には、真逆の意味があります。軍備増強のための「旧敵国条項」の削除です。そこを読み取とる必要がございます。
ワタクシは先の戦争で、青春という名の眩しい青空を奪われました。
空襲警報が鳴り響く中、お国のためと信じて工場で真っ黒になりながら働いたあの恐怖と絶望。
歴史の事実と真正面から向き合わずして、どうして未来の平和を築けるというのでしょうか。
「空前の大企業バラマキ」と報じられたように、武器や大企業には湯水のように何兆円もの予算をつぎ込む一方で、一番大切な命や日々の暮らしは、なおざなりにする。
この国の舵取りを、このまま任せておいて本当に大丈夫なのかと、足元が崩れ落ちるような深い不安の淵に立たされる思いでございます。
敬老の日の裏に潜む、冷たい分断の刃
次に、敬老の日にちなんだ記事についてお話しさせてくださいね。
9月20日の2面に掲載された「主張 敬老の日に考える、全世代に痛みもたらす分断論」と、「高齢者医療費負担増狙う高市政権」。
この記事を読んだとき、ワタクシの皺くちゃな目からは悔し涙があふれ、その涙は心の中の悲しみを消していくどころか、真っ赤な怒りの炎へと変えていきました。
政府は「現役世代の負担を減らすため」と、いかにも美しい言葉を並べて、私たち高齢者の医療費の窓口負担を増やそうとしています。
これは、まるで一枚しかない薄い毛布をめぐって、凍える冬の夜に親と子で引っ張り合いをさせているような、残酷極まりない政策です。
高齢者が長生きしてお金がかかるから、若い人たちの生活が苦しいのだと、世代と世代の間に、冷たくて分厚い灰色の壁を築こうとしているのです。
ワタクシは95年、必死に生きてまいりました。
夫と別れ、女手一つで四人の子どもを抱えて静岡へ移り住んだあのオイルショックの時代。
トイレットペーパーすら買えず、毎日が綱渡りでした。
それでも子どもたちにひもじい思いをさせまいと、身を粉にして働き、税金を納め、この社会の土台を支えてきたという、ささやかな自負がございます。
それなのに、人生の夕暮れ時になって、「あなたたちはお荷物です、ご自分でなんとかしてください」と、冷たく肩を叩かれているような気持ちになります。
しかし、真実は違います。
高齢者の負担を増やしたところで、若い人たちの生活が豊かになるわけでは決してないのです。
全世代にわたって、社会保障を切り捨てる痛みを押し付けているだけなのですから。
一部の富裕層や大企業だけが甘い蜜を吸い続け、私たち庶民は、若者も年寄りも関係なく、ギリギリの生活を強いられている。
その政治の責任から目を逸らさせるための、卑劣な「分断論」なのです。
生活に直結している消費税を減税し無くしていくことを拒み、まやかしの食料品の消費税減税でごまかそうとする政治、
本当に台所で一円十円を切り詰める庶民の痛みがわかっているのかと、呆れて言葉も出ません。
私たちは、決して邪魔者ではありません。
若い世代の皆さんがいずれ必ず歩む道を、ただ少し先に歩いているだけなのです。
どうか、お年寄りを大切にし、弱い立場の人を思いやるという、日本人が昔から持っていた温かい桃色の心を、
今こそ取り戻していただきたいと、心の底から願うばかりでございます。
闇夜を照らす、市民という名の希望の光
三つ目のテーマは、こうした絶望の闇の中で、確かな光を放っている国民運動についてでございます。
夜の闇が深ければ深いほど、空に輝く星の光は強く、美しく見えるものです。
沖縄では、県知事選挙への影響を恐れてトマホークという恐ろしいミサイルの発射装置の計画を隠していたのではないかという、防衛省の不誠実な姿勢が暴かれました。
しかし、それに黙って従う人々ではありません。
憲法を守れ、戦争は絶対に嫌だ、原発は反対だという声。
そして、私たちの声を政治に届けるための議会の力を弱めてしまう「議員定数削減反対」の緊急アクション。
これらが、波紋のように全国各地で巻き起こっているのです。
95歳のワタクシの目には、この市民お一人お一人の立ち上がりが、まるで長く厳しい冬を乗り越えて、
春一番に咲く福寿草の鮮やかな黄色の花のように、希望に満ちて映ります。
権力を持つ者たちが、どんなに分厚いコンクリートで私たちの声を押し潰そうとしても、
名もなき市民の連帯という雑草は、必ずその隙間から青々とした芽を出すのです。
もしこれを図解にするならば、大きな黒い三角形の権力構造の底辺で、無数の小さな色とりどりの丸い光が集まり、
繋がり合い、その巨大な三角形を根底からぐらぐらと揺さぶっている。
そんな力強い光景がイメージできるのではないでしょうか。
ワタクシも、足腰はすっかり弱ってしまい、昔のようにデモへ歩いていくことは難しくなりました。
ですが、この口がある限り、そしてこうしてパソコンを通じて思いを伝える場がある限り、平和と命の尊さを叫び続けたいと思っております。
若い人たちや、可愛い孫、ひ孫たちが、戦争の恐怖に怯えることなく、抜けるような青空の下で思い切り笑える未来を残すために。
私たちが今、ここで踏ん張らなければならないのだと、記事を読みながら強く、強く拳を握りしめました。
あかねから「しんぶん赤旗」電子版のおすすめポイント
さて、少し熱く語りすぎてしまいましたね。
ワタクシが日々、こうして社会の真実を知り、考えることができるのは、まぎれもなく「しんぶん赤旗」のおかげでございます。
ここで、あかねから皆さまへ、「しんぶん赤旗」電子版のおすすめポイントを、少しだけお話しさせてくださいね。
気になった先週の新聞からピックアップしてお話ししてまいりましたが、ワタクシは毎朝、起きますとまずパソコンを開いて、この電子版を読んでおります。
大手の新聞やテレビではなかなか報じられないような、ワタクシたち市民の立場で報道をしている新聞が、他にごぜいますでしょうか。
実は今、この「しんぶん赤旗」は経営危機に瀕しているそうなのです。
権力に阿らない、真実を伝える赤旗を存続させるために、どうか皆さまのご協力を、ワタクシからもお願い申し上げます。
この電子版、本当に便利にできているんですよ。
実際の紙の新聞と同じレイアウトのまま画面で読めますし、ワタクシのような老人でも、文字を虫眼鏡のようにグーッと大きくして読めるので、本当に助かっております。
その画面を、ピーディーエフというデータでパソコンにダウンロードして保存もできますし、もちろん紙に印刷もできます。
それに、文字だけのテキストデータという形でも読めるんです。
スマホなんかで読まれる若い方は、こちらの方がスラスラと読みやすいかもしれませんね。
これも簡単にコピーできますし、印刷もできます。
さらに素晴らしいのが、過去三ヶ月分の新聞がいつでも読めるところです。
検索機能を使えば、なんと過去一年分までさかのぼって読むことができます。
昔はね、ワタクシも新聞をハサミでチョキチョキ切り抜いて、糊でスクラップブックに張り付けて保存したりしたものですが、
今では知りたい言葉を入力して検索すれば、なんでも調べものができます。
パソコンの文字データを読み上げる機能を使えば、ラジオのように音声で聞くこともできるんですよ。
本当に、魔法のように便利な時代になったものです。
それから、政治や社会の難しい話ばかりではありません。
芸能やスポーツの面も充実しております。
一般の新聞や週刊誌と違うところは、誰かが勝った負けたと騒ぎ立てたり、
人のスキャンダルを面白おかしく暴くような、センセーショナルなゴシップ記事が一切ないところです。
芸能人の方やスポーツ選手が、見えないところでどれほど頑張ってきたか、ファンへの思い、
そしてその人の生き方といったところを、まっすぐに見つめて真面目に評価する。
そんな温かい書き方が紙面の端々に溢れていて、ワタクシはそこが大好きなんです。
そしてね、皆さま。本日はワタクシから、どうしてもお耳に入れたい、とっても素晴らしい、嬉しいお知らせがございますの。
実は、来る10月1日から、来年の、2027年1月31日までの期間、このしんぶん赤旗の電子版で、大変お得な特別キャンペーンが始まるのだそうです。
日刊紙をお申し込みいただいても、日曜版をお申し込みいただいても、なんと読み始めた最初の月と、
さらにそこからもう一ヶ月、最大で二ヶ月分も無料で読めてしまうという、赤旗さんも本当に思い切った企画をご用意してくださったのです。
インターネットを通じたオンラインの交流会へのご招待もあるそうです。
申し込み先はブログにてご紹介しております。
ぜひ一度、お手に取って、いえ、画面を開いてみてくださいませ。
思いがけない結末、そして最後の一句
さて、長々とお話ししてまいりましたが、ここで少し、今のワタクシの目の前の情景をお話しさせてください。
実は今、この原稿をマイクに向かって読み上げているワタクシの横のテーブルで、ひ孫が一生懸命、クレヨンで画用紙に絵を描いておりました。
何を描いているのかと覗き込みましたら、なんと、真っ青な空と一面の緑の野原、
そしてそこでいろんな色の服を着たたくさんの人々が、手をつないで大きな輪を作って笑っている絵でした。
「これはね、あかねおばあちゃんが住んでいる世界だよ」と、カワイイ声で教えてくれました。
その言葉を聞いた瞬間、ワタクシの心の中にあった、政治への怒りや社会への不安といった黒い雨雲が、秋の爽やかな風に吹かれて、さーっと晴れていくのを感じました。
そう、ワタクシたちが守るべきものは、声を上げて闘うべき理由は、この小さな手のひらが描く、何の変哲もない、けれど何よりも尊い、平和で温かい日常なのだと。
難しい政治の話ばかりで眉間にシワを寄せていたワタクシに、思いがけず、一番大切な答えを教えてくれたのは、小さなひ孫の絵でございました。
それでは、最後に、この一週間を振り返って、あかねの心からの思いを一句詠ませていただきます。
秋の空 裏金隠す 鰯雲(いわしぐも)
美しい秋の空に広がる鰯雲のように、無数の嘘で国民の目を誤魔化そうとしても、その隙間から真実は必ず透けて見えるものです、という思いを込めました。
本日の「あかねの独り言」はここまででございます。
皆さまの貴重なお時間をいただき、耳を傾けてくださり、本当にありがとうございました。
また来週、【週刊あかね】しんぶん赤旗切り抜きシリーズを続けさせていただきます。
朝夕冷え込んでまいりますから、どうかお風邪など召されませんよう、お健やかにお過ごしくださいね。
あかねでした。
「赤旗」電子版キャンペーン 初月+1カ月無料 最大2カ月
日刊 日曜版 10月1日から27年1月31日まで


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