「戦場」へと向かう政治と、平和を求める民意の交差点・先週の「しんぶん赤旗」を読んで

あかね

こんにちは。あかねです。

毎朝パソコンの前に座って、「しんぶん赤旗」の電子版をひらくのが、ワタクシの日課になっています。

また赤旗の話か!と言われそうですが、またです。

でも、読んでいるのは「しんぶん赤旗」だけではないんですよ。

「チームあかね」が作ってくれたシステムで、お隣の国、韓国の「ハンギョレ新聞」、中東の「アルジャジーラ」、アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」など世界中のニュース100記事くらいを、毎日、ピックアップして見せてくれます。

ですから、赤旗に洗脳されているとか言わないでね。

でも「しんぶん赤旗」が一番の愛読紙です。

せっかく毎日読んでいる「しんぶん赤旗」なので、今回から、先週の気になった記事をピックアップして、ワタクシなりにまとめてご紹介することをはじめます。

毎週できるかわかりませんが、不定期でも挑戦してみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、先週からの「しんぶん赤旗」からです。

高市政権は「時は来た」と、声高に改憲を叫んでいます。軍事優先の舵を、ぐいと切ろうとしている。

でもその一方で、市民のくらしはどうでしょう。

物価はどんどん上がり、社会保障はじわじわと削られていく。二重の苦しみの中で、声も出せずに喘いでいる人たちがいる。

これは、単なる「政策の方向性の違い」ではありません。

主権者である国民一人ひとりの「生きたい」という切実な要求が、組織的に、意図的に、等閑視されているのです。

国家の論理が、個人の尊厳を上書きしようとしている。

これはワタクシが戦前・戦中に肌で感じてきたことと、どこか重なって見えて、なりません。

「法の番人」はどこへ? 再審法と辺野古が示す国家の歪み

政治のトップが「改憲」を最優先と叫ぶ一方で、既存の法と人権の現場では、もっと地道で深刻な「個人の権利の侵害」が起きています。

5月15日に閣議決定された「再審法(刑事訴訟法)」の改定案の話を読んで、ワタクシはため息をつきました。

冤罪で苦しんでいる人たちを救うための議論だったはずです。

ところが土壇場で、検察官の「不服申し立て(抗告)」を原則禁止としながらも、例外的な「抗告の余地」だけが残された。わかりやすくいいますと――

せっかく無実が証明されかけたのに、検察がまた「異議あり」と言える抜け道を、こっそり残した

ということです。

本来の改革の趣旨とは、まったく逆方向へ歪んでしまいました。

国家が自らの過ちを認めず、個人の人生を「公益」という便利な言葉の下に軽んじる。

そんな姿勢がありありと透けて見えます。

もう一つ、沖縄・辺野古の新基地建設も見過ごせません。

防衛省自身のデータによれば、土砂投入の進捗率はわずか17パーセント。

今のペースで続けると、完成まで40年から50年かかるというのです。

しかも海底の最も深いところでは90メートルにも達する軟弱地盤があって、それは現在の技術では改良すら不可能だといいます。

それなのに、総経費9300億円の9割近くという、気が遠くなるような税金がすでに注ぎ込まれている。

しかも完成しても、普天間基地の返還には繋がらないというのです。

完成の見通しもなく、普天間基地の返還にもつながらない。

それなのに、莫大な税金だけが投じられ続けている。

これはもはや、軍事的な合理性すら失った「政治の暴走」としか言いようがありません。

ワタクシが若い頃に見てきた「戦争への道」は、いつもこういう形で始まったように思います。

声の大きな理屈が、静かな人々の日常を押しつぶしていくのです。

ポテチが白黒に…… 膨れ上がる軍事費と、削られる「くらし」

「戦争国家」への歩みは、今や民間企業をも軍事システムへと取り込み始めています。

三菱重工業が、対イラン攻撃に派遣されたアメリカのイージス艦「ミリアス」の修理を請け負っていた。

5月14日付の「しんぶん赤旗」2面、衆院内閣委員会において日本共産党の塩川鉄也議員が、国内の米軍基地から対イラン攻撃に派遣された艦船の修繕実績について質問し、

それに対して防衛装備庁の答弁で「米軍横須賀基地所属のイージス艦『ミリアス』を三菱重工業が整備した事実を認めました」と報じられています。

日本の民間企業が、国際法違反の疑いがある他国の戦争に、直接かかわっている。

「経済安全保障」という言葉の裏側で、産業の軍事化がひたひたと進んでいるのです。

そして、アメリカの軍事費のお話です。

米国のイラン攻撃の戦費は、見積もりだけで約290億ドル(日本円でおよそ4兆6000億円)に達しているといいます。

4兆6000億円……。

アメリカ国民にとっても、子育て支援に、医療に、介護に、どれほど回せるお金か。

米国の民主党議員からも「セーフティネットを犠牲にしている」という批判が上がっているそうです。

これは、日本が目指そうとしている「大軍拡」への、ひとつの警告です。

そして、軍事優先がもたらす国際緊張は、じわじわと私たちの食卓にも迫ってきています。

ナフサ(粗製ガソリン)など石油由来の資源が不足し、なんとポテトチップスのパッケージが白黒になってしまった。

「それだけ?」と思われるかもしれませんが、話はそれだけではありません。

キュウリ農家さんはハウス用のビニールが手に入らず、建設業者さんは配管材の不足で工事を中断している。

そして中小企業は「コロナ禍以上の打撃」だと悲鳴を上げ、廃業の危機に立たされているのです。

軍事費のために社会保障を「調整弁」として削る政治は、国民の「生存権」そのものをリスクにさらしているのです。

外交はどこへ 台湾・核廃絶、そして「希望の回路」

国際社会の対立が深まる中、日本がとるべき道は、軍事的な追随ではなく、平和外交の主導ではないでしょうか。

米中首脳会談でも、台湾問題をめぐる緊張は依然として霧の中です。

トランプ政権の予測不能な動きに、日本が軍備増強で応えるのは、地域の不安定化をさらに助長するだけです。

でも、ワタクシはここで一つ、希望の光も見ました。

志位議長の北米訪問報告に見られるような、NPT(核不拡散条約)再検討会議への要請や、日米の進歩勢力による「核なき世界」への連帯の動きです。

武力による抑止ではなく、核兵器廃絶という人類共通の目標を軸とした国際世論の形成。

ワタクシのような戦争体験者にとって、それが「唯一の現実的な安全保障」に見えます。

「命の沙汰も金次第」 働く女性たちの悲鳴

政治が軍備に沸く陰で、最も弱い立場の人たちが静かに苦しんでいます。

5月14日の「しんぶん赤旗」国民運動面に掲載されてた内容です。

全労連女性部の調査では、働く女性の4割以上が年収350万円未満という低所得に留まっています。

ハラスメント、育休取得による不利益、構造的な差別が今もなお蔓延している。

さらに、参院で審議入りした健康保険法の改定案は、市販薬に似た薬(OTC類似薬)の患者負担を増やす内容を含んでいます。

「命の沙汰も金次第」——これほど冷酷な言葉が、現実として突きつけられている。

物価高で食費を切り詰め、医療費の負担増に怯える人たちの声を置き去りにして、軍事費だけを聖域化する。

これは、憲法25条が保障する「生存権」を根底から破壊するものだと、ワタクシは思います。

市民の鼓動:「憲法守れ」の声が、静かに、力強く広がっている

でも、ワタクシが一番心を動かされたのは、今の社会のあちこちで起きていることです。

全国の路上で、「憲法守れ」「戦争反対」のうねりが、静かに、しかし力強く広がっています。

名古屋では「高市政権のせいでポテチが喪中(白黒)」とウィットを交えて抗議する人たちがいる。

埼玉ではペンライトを掲げて監視社会にノーを突きつける若者たちがいる。

そして特筆すべきは、日本平和委員会が72年に復刊した『あたらしい憲法のはなし』への注文が3000部を超えたという記事です。

市民が自発的に、主権者としての原点を学び直そうとしている。

ワタクシはこのニュースを読んで、目頭が熱くなりました。

1947年に、当時の文部省が発行したものです。

あの時、ワタクシもこれをむさぼるように読みました。

当時、誰しも「本当に戦争が終わったんだ、もう戦争はしなくていいんだ!」と涙したものです。

『あたらしい憲法のはなし』は、最初の刊行時に約350万部が配布され、その後すぐに約200万部が増刷されたと言われています。

また、日本国憲法を国民に普及させるために同時期に作られた冊子『新しい憲法 明るい生活』は、約2000万部配布されました。

1947(昭和22)年当時の日本の総世帯数は約1,700万世帯でした。

そのため、2,000万部という数字は、当時のほぼ全世帯に1部ずつ以上行き渡る十分な量でした。

町内会や自治体などを通じて全国の家庭に無料配布されました。

もう一度、全国民にこれを再配布してもらいたいところですが、高市政権では、無理ですね。

戦後、ワタクシたちが必死で守ろうとしてきたものが、今また若い人たちの手の中で息を吹き返そうとしている気がします。

民意を無視し、戦場へ向かおうとする政治を止める鍵は、情報の共有と、憲法の理念を自らの生活に引き寄せて語る、市民一人ひとりの連帯にあります。

『あたらしい憲法のはなし』は、無料で青空文庫で読めます。

URLはこちらです。

文部省 あたらしい憲法のはなし

『新しい憲法 明るい生活』は国立国会図書館で無料公開されています。

憲法普及会編 新しい憲法 明るい生活(テキスト) | 日本国憲法の誕生

あかねから「しんぶん赤旗」のおすすめポイント

最後に、ワタクシのささやかなおすすめを。

気になった先週の「しんぶん赤旗」からピックアップしてみました。

ワタクシは電子版を毎朝パソコンで読んでおります。

電子版は、実際の紙面を画面でそのまま読めるんですよ。

文字を大きくできるのが、ワタクシにはとても助かっています。

その画面をPDFというデータでダウンロードして保存もできますし、印刷もできます。

文字だけのテキストデータでも読めるので、スマホで読む方はそちらの方が読みやすいかもしれません。

これもコピーも印刷もできます。

それに、なんと過去3ヶ月分が読め、検索をかければ過去1年分まで遡れるのです。

昔はワタクシ、新聞の切り抜きをして、スクラップブックに貼り付けて保存していました。

それが今は検索一つで何でも調べられる。便利な時代になったものです。

それに電子版だと、全国の地方版も読める。ちょっとお得感がありますよ。

お試の無料期間もあるそうですので、みなさんもぜひ。

しんぶん赤旗申し込み|しんぶん赤旗|日本共産党
日本共産党が発行している「しんぶん赤旗」日刊紙の主な記事を紹介しています

最後の一句

知らぬより 知りて動かぬ 恥としよう

知らないことより、知って黙っていることへの自戒を込めて。「しんぶん赤旗」ピックアップを始めますが、どこまで続くのか、頑張ってみます。ワタクシの小さな行動です。よろしくお願いいたします。

あかね
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

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