みなさん、こんにちは。あかねです。
昭和6年、西暦で言いますと1931年にこの世に生まれてから、今年で95年という月日が流れました。
今週もまた、毎朝パソコンの画面を開き、しんぶん赤旗のページを1枚ずつ繰りながら、じっくりと紙面と向き合ってまいりました。
ワタクシの目の前に広がるニュースの数々は、時に胸を締め付けるような怒りをもたらし、
時にかすかな希望の光となって心を温めてくれます。
本日の「週刊あかね」では、2026年10月11日から18日までの「しんぶん赤旗」から、
ワタクシが特に心を動かされた記事を切り抜いて、その大きな流れをみなさんにお届けしたいと思います。
本日お話しする大きなテーマは、全部で5つございます。
1つ目は、軍拡大国化へ突き進む高市政権と、日米基地支配の闇。
2つ目は、疑惑と不祥事に揺れる高市改造内閣と、国会軽視の暴走。
3つ目は、庶民の暮らしを置き去りにする消費税と、社会保障の解体。
4つ目は、国際法を不当に激しく踏みにじる動きと、世界で高まる平和の連帯。
そして5つ目は、日本全国で力強く芽吹く、市民のみなさんの反戦平和のたたかいです。
それでは、それぞれのテーマについて、ワタクシの思いも交えながら、ゆっくりとお話ししてまいりましょう。
軍拡大国化へ突き進む高市政権と、日米基地支配の闇
まず1つ目のテーマは、軍拡大国化へ突き進む高市政権と、日米基地支配の闇についてです。
2026年10月18日付の1面トップ記事「在日米軍基地 資産額32兆円」を目にしたとき、ワタクシはあまりの数字の大きさに言葉を失ってしまいました。
米情報自由法に基づいて入手された資料によりますと、在日米軍基地の資産評価額は2034億48万ドル、
日本円にして約31兆9413億円に達し、2位のドイツや3位の韓国を3倍前後も上回って世界で突出しているというのです。
地価を含まない建物の評価だけで約32兆円という巨大な軍事資産を、この狭い日本列島が抱え込んでいる。
まさに異様な対米従属下の「米軍基地国家」の姿が、鮮明な朱色で塗りつぶされた地図のように浮かび上がってまいります。
さらに同じく10月18日付の2面には、「『台湾有事』念頭の日米共同演習 異例 5病院で搬送訓練」という恐ろしい見出しが踊っておりました。
19日から始まる日米共同統合演習「キーン・ソード」において、南西諸島で多数の傷病者が出ることを想定し、
東京都や埼玉県内の5つの一般病院へ負傷者を搬送する訓練が行われるというのです。
前線の戦力を維持するための後方支援訓練とのことですが、
もし有事になれば、私たち庶民の命を守る医療機関が軍事優先へと巻き込まれ、一般の医療が後回しにされる危険をはらんでいます。
このような軍事偏重の姿勢は、過去の侵略戦争を美化する動きとも深くつながっております。
10月17日付の1面と社会面「自衛隊施設で旧日本軍賛美」では、全国25箇所の自衛隊施設において、
特別攻撃隊を肯定したり、戦死者を「英霊」や「軍神」と呼んで持ち上げる展示が行われている実態が報じられました。
戦史研究家の山崎雅弘さんは紙面で、人命軽視の思想を現代の隊員に継承させる危険性を強く警告しておられます。
そして10月18日付1面「靖国神社例大祭 首相が真榊奉納」に見られますように、
高市早苗首相は侵略戦争を美化する歴史観を持つ靖国神社へ真榊を奉納いたしました。
また10月16日付2面「有事核持ち込み『検討の余地』」では、高市首相が安保3文書の改定をめぐり、
有事の際の核兵器持ち込みについて検討の余地があると言及し、非核三原則すら揺るがそうとしております。
10月17日付2面「古謝沖縄知事 オスプレイ容認」という記事も、大変ショックでございました。
命の危険を伴う欠陥機オスプレイの配備撤回は現実的でないと知事が容認へ転じたことは、
基地被害に苦しむ沖縄の人々の叫びを置き去りにするものです。
10月17日付政治総合面「軍事研究関与 名大は拒否を」では、
名古屋大学の職員組合が大学の軍事研究関与に反対する声明を出したことが伝えられています。
95年を生きてきたワタクシには分かります。
学問が、医療が、そして若者の命が「戦争」という暗黒のうねりに呑み込まれていったあの時代の足音が、
静かに、しかし確実に近づいているような強い恐怖を覚えるのです。
軍事対軍事の悪循環は、決して平和をもたらしません。
疑惑と不祥事に揺れる高市改造内閣と、国会軽視の暴走
続いて2つ目のテーマ、疑惑と不祥事に揺れる高市改造内閣と、国会軽視の暴走についてお話しいたします。
10月15日付の1面「簗農水相が辞表提出」をはじめ、連日紙面をにぎわせたのは閣僚たちの見ぐるしい不祥事と疑惑でございました。
自分を支持しない自治体の道路予算を削ると発言した簗和生農林水産相は、国民の強い怒りに抗しきれず辞任へ追い込まれました。
10月15日付2面で日本共産党の田村智子委員長が厳しく指摘された通り、
辞任で幕引きを図ることは許されず、任命した高市首相自身の責任が問われなければなりません。
高市改造内閣の闇はこれだけにとどまりません。
10月16日付3面「高市改造内閣 『政治とカネ』無反省」や、10月18日付2面「主張 相次ぐ閣僚の疑惑」によりますと、
裏金問題で刑事告発された関芳弘文部科学相が、衆議院の内規で禁止されている議員会館内での政治資金パーティーを
開催していたことが赤旗のスクープで発覚いたしました。
まさに「不正と疑惑のデパート」のような有様です。
それにもかかわらず、政治の場では耳を疑うような議論が横行しております。
10月18日付2面「維新・藤田氏“首相の答弁時間削れ”」では、日本維新の会の幹部が国会で首相の拘束時間を減らせと主張し、
高市首相も自身の化粧時間などを理由にそれを歓迎する答弁を行いました。
国会は言論の府であり、国民の声を届ける最重要の場であります。
言論を軽視し、都合の悪い追及から逃れようとする姿勢は、民主主義の根本を揺るがすものです。
さらに恐ろしいのは、10月16日付2面「全野党が定数削減反対」や10月17日付2面「主張 衆院議員定数削減」にある動きです。
自民党と維新の会は、衆議院の比例代表の定数を削減しようと画策しております。
小選挙区制のもとでただでさえ死票が多く、大政党に有利な仕組みになっている中で比例定数を削れば、
多様な国民の声や小規模な政党、女性やマイノリティの訴えが国会から完全に締め出されてしまいます。
自分たちに都合の良い政治を行うために、国民の「鏡」であるべき国会を切り縮めるなど、言語道断と言わざるを得ません。
庶民の暮らしを置き去りにする消費税と、社会保障の解体
3つ目のテーマは、庶民の暮らしを置き去りにする消費税と、社会保障の解体についてです。
高市政権は「飲食料品の消費税率を2年間限定で1%にする」という
「消費税・支援金法案」を打ち出しましたが、これは完全なるペテンと言うほかありません。
10月16日付1面や10月18日付2面の「消費税巡り質問主意書」で日本共産党議員団が強力に追及している通り、
2年間の時限措置が終われば自動的に大増税が待っています。
さらに10月14日付経済面「負担増や客足減の恐れ」や10月15日付3面「衆院予算委 辰巳議員の質問」が明らかにしたように、
店内での外食は10%のままで、持ち帰りなどの内食が1%となれば、外食産業は大打撃を受け、
事務作業に追われる農家や小規模事業者も大混乱に陥ります。
しかも政府は、減税の財源として大企業や富裕層への課税には一切手をつけず、具体的な説明を拒み続けております。
その一方で、10月11日付2面「社会保障さらなる解体狙う」や10月17日付2面「75歳以上医療費負担 “金融所得を反映”」にありますように、
高齢者が細々と貯めてきた退職金や預貯金から生じる金融所得を医療費の窓口負担に反映させようとしています。
10月14日付および16日付の経済面「2027年度予算 概算要求の焦点」によりますと、政府は賃金支援やエネルギー対策において
「生産性向上」や「稼ぐ企業」ばかりを優遇し、日々懸命に働く労働者や中小企業を突き放そうとしております。
軍事費には何兆円もの巨額の予算を惜しみなく注ぎ込みながら、私たちがささやかに暮らすための食卓や医療、年金を削りとっていく。
このような血の通わない冷酷な政治に対して、ワタクシは怒りで胸が震える思いでございます。
国際法を不当に激しく踏みにじる動きと、世界で高まる平和の連帯
4つ目のテーマは、国際法を不当に激しく踏みにじる動きと、世界で高まる平和の連帯についてです。
今週の国際面で最も世界を揺るがしたニュースは、アメリカのトランプ政権による国際刑事裁判所、
いわゆるICCへの不当な制裁措置でございました。
10月11日付1面「世界はICCを支持」、10月12日付1面「ICC制裁『撤回を』」、10月18日付国際面「米にICC制裁撤回要求」など連日報じられました通り、
ガザでの虐殺や戦争犯罪を裁こうとするICCに対し、アメリカは資産凍結や金融取引停止といった暴挙に出ました。
しかし、世界は黙っておりませんでした。
今年度のノーベル平和賞を受賞された南アフリカのナビ・ピレイ元ICC判事は、10月11日付1面「国際法擁護へ団結を」において、
ならず者国家の勝手な行動を強く批判し、法の支配を守るための結集を呼びかけられました。
10月11日付2面「8カ国外相『強く反対』」にありますように、日本を含む8カ国の外相が共同声明でアメリカの制裁に強い反対を表明し、
EU首脳会議も不当な制裁の撤回を求めました。
10月17日付社会面「ICCへの制裁撤回求めよ」では、日本の人権NGO団体が共同会見を開き、
法の支配を守るための毅然とした対応を政府に迫っております。
パレスチナの地では、10月14日付国際面「ガザ侵攻3年 イスラエル 収監者迫害激化」や
10月16日付国際面「イスラエル 土地収奪 南部でも」が伝えるように、パレスチナの人々に対する酷烈な圧政と土地の収奪が続いております。
しかし、10月11日付国際面「争いより管理がカギ」での南シナ海問題をめぐるベトナムでの国際会議や、
10月12日付国際面「ASEAN エネルギ一相会議」に見られますように、力による威嚇ではなく、
対話と国際法に基づく平和的解決を模索するアセアン諸国の努力も着実に進んでおります。
大国の威張り散らす暴力に屈せず、道理と国際法を守ろうとする地球規模の連帯こそが、暗闇を照らす希望の光であります。
日本全国で力強く芽吹く、市民のみなさんの反戦平和のたたかい
そして最後の5つ目のテーマは、日本各地で力強く芽吹く、市民の反戦平和と憲法を守るたたかいです。
政治の暴走に対して、全国津々浦々で市民のみなさんが声を上げ、立ち上がっておられます。
そのお姿に、ワタクシは深い感動と勇気をいただきました。
10月18日付政治総合面「横田基地もいらない」では、東京都福生市で約500人の市民が集まり、
オスプレイ配備や武器輸出に反対する集会が開かれました。
神奈川県横須賀市では、10月18日付政治総合面「米空母寄港に抗議」にあるように、
原子力空母の入港に対して「戦争のために来るな」と市民がスタンディング行動を行いました。
沖縄では、10月17日付政治総合面「日米演習 各地で抗議」に見られますように、
米兵による女性強盗殺人事件という理不尽な犠牲に対する深い怒りと悲しみの中、
大規模演習の即時中止を求める激しい抗議が巻き起こっております。
千葉や高知、宮崎、鳥取でも、地元の空港や港を軍事利用させないための要請や運動が力強く繰り広げられております。
10月18日付政治総合面「大軍拡・改憲阻止を」では、憲法会議が秋の講座を開き、
憲法9条の平和主義と非暴力の精神を守り抜く決意を新たにいたしました。
10月17日付社会面「憲法いかし人権・平和を」では、第48回全国地域人権問題研究集会が開かれ、
暮らしと人権を守る共同の輪が大きく広がっております。
10月17日付社会面「原発事故津島訴訟 国の責任認めず」に見られますように、
福島原発事故の被害者の方々が厳しい判決に直面しながらも諦めずにたたかいを続ける中で、
10月18日付党活動面「『人間の自由』いいね」では、若い学生さんたちが集まり、
個人の尊厳や自由の大切さについて朗らかに語り合っております。
10月18日付社会面「希少な命こんなにも」では、沖縄県名護市でやんばるの豊かな森と生き物たちを守る写真展が開かれました。
権力者たちがどれほど力で押し通そうとも、平和を愛し、
命を愛おしむ市民一人ひとりの輝くような情熱を消し去ることは絶対にできません。
この草の根のたたかいこそが、未来を照らす確かな光でございます。
さて、ここまで今週の紙面を振り返ってまいりましたが、みなさまはいかが感じられたでしょうか。
ワタクシがなぜ、これほどまでに毎日、世の中の動きを知り、真実を見極めたいと思うのは、
それは毎朝「しんぶん赤旗」を読んでいるからにほかなりません。
権力の暴走を包み隠さず暴き、声なき庶民の立場に立って真実を報じ続ける新聞が、今の日本にどれほど残されているでしょうか。
ワタクシは毎朝、パソコンの画面で「しんぶん赤旗」の電子版を開く時間が楽しくてたまりません。
電子版の素晴らしいところは、紙面のレイアウトそのままで読める点でございます。
文字をぐーんと大きく拡大できますので、目が疲れがちな95才のワタクシには本当にありがたい存在でございます。
気になる記事があれば、PDFデータとしてパソコンに保存したり、印刷して手元に残すこともできます。
スマートフォンで手軽に読みたい方には、テキストデータ版も用意されております。
さらに便利なのは、過去3ヶ月分の紙面がいつでも読めて、検索機能を使えば過去1年分の記事を瞬時に呼び出せることです。
昔はハサミで新聞を切り抜いて、ノリでスクラップブックに貼っていたものですが、
今はキーボードを少し打つだけで過去の記録とつながることができる。
本当に素晴らしい時代になりましたわね。
パソコンの読み上げ機能を使えば、お料理や家事をしながら音声でニュースを聞くことだってできるのです。
また、赤旗は政治記事ばかりではございません。
スポーツ面や文化・芸能面も大変味わい深いのです。
大手のスポーツ紙のようなセンセーショナルなスキャンダルやゴシップは一切ございません。
選手や表現者の方々がどれほどの努力を重ねてきたか、その生き方やファンへの思いを温かいまなざしで見つめ、
真摯に評価する記事ばかりで、読むたびに心がぽっと温かくなります。
実は現在、「しんぶん赤旗」は厳しい経営危機に直面しております。
権力を厳しく監視し、市民の声を集めるこの貴重な言論の灯を、絶対に消してはなりません。
赤旗存続のために、ぜひみなさまのお力をお貸しいただきたいのです。
今なら、無料お試しページからお申し込みいただきますと、3週間無料で読むことができます。
さらに、初月と翌月の最大2ヶ月間が無料になる大変お得なキャンペーンも実施されております。
どうかこの機会に、電子版のお試しから始めてみませんか。
みなさまのご協力と思いが、確かな未来をつくる大きな力となります。
それでは最後になりますが、今週の「しんぶん赤旗」をめぐる独り言の締めくくりに、ワタクシなりに心を込めて一句詠ませていただきます。
「権力(ちから)増し 歴史(あす)を濁すな ペンは澄む」
権力者がどれほど不祥事をごまかし、大軍拡で歴史を暗い過去へと逆行させようとも、
真実を突きつけ市民の声を伝える赤旗のペンだけは、どこまでも澄み切って未来を照らし続けるという意味を込めました。
95年という長い歳月を生きてきてつくづく思いますのは、平和は何もしないで守られるものではなく、
私たちが真実を知り、声を掛け合うことでしか守れないということです。
みなさまもどうかお体を大切に、穏やかで希望に満ちた日々をお過ごしくださいね。
あかねがお届けいたしました。また次回、お会いいたしましょう。
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