反省しない高市氏・8月10日から16日を歩む「しんぶん赤旗」一週間の心の旅路

あかね

猛暑が続くこの八月、ワタクシは94度目の夏を迎えました。

いえ、今月95になりますので95度目の夏かしら?

庭の蝉時雨(せみしぐれ)を聴きながら、手元の「しんぶん赤旗」をパソコンでめくっておりますと、

紙面から立ち上がってくるのは、単なる情報の羅列ではなく、

この国が今、どこへ向かおうとしているのかという、切実な「叫び」でございます。

ワタクシの94年の歩みの中で、これほどまでに社会の閉塞感と、未来への不安が色濃く漂う夏があったでしょうか。

2026年の現在、経済は停滞し、人々の暮らしには余裕が失われ、

まるで出口のない霧の中にいるような、重苦しい空気が日本中を覆っております。

この一週間は、8月15日という、まさに歴史の重みと現代の危うさが交錯する、

戦略的にも極めて重要な時間でございました。

長崎では被爆81年の鎮魂の祈りが捧げられ、死没者名簿には新たに2773人の名が加わりました。

一方で、2026年の熊本地震という新たな災禍に見舞われた被災地では、

今もなお水や食事、そして人の助けを求める切実な声が響いております。

さらには、自衛官募集のために若者の名簿が自治体から次々と提供されるという、

かつての「赤紙」の足音を彷彿とさせる動きも報じられました。

ワタクシの長い人生において、平和とは「与えられるもの」ではなく、

「たゆまぬ努力で守り抜くもの」であると、骨身にしみて理解しております。

しかし、この一週間のニュースを眺めておりますと、人々の生存を脅かす現実に背を向け、

過去の痛みを忘却の彼方へ押しやろうとする政治の冷ややかさが、

真夏の太陽よりも厳しく、ワタクシの心に突き刺さるのでございます。

現代の喧騒の裏側で、静かに、しかし確実に変質していく政治の体温。

そこから目を逸らさぬよう、ワタクシなりにこの一週間の心の旅路を綴ってみたいと思います。

政治の無反省が、私たちの国の形をどのように変えようとしているのか、歴史の分岐点へと議論を深めてまいりましょう。

反省をしない高市氏・過去を美化する危うさ:靖国参拝と高市首相への警鐘

終戦記念日を目前にしたこの時期、靖国神社への参拝や、侵略戦争を肯定・美化する動きが後を絶ちません。

それは単なる個人的な信条の問題ではなく、現代の国際情勢において、

日本が再び他国への脅威となる火種を撒き散らす戦略的危うさを孕んでおります。

特に、8月10日付の紙面で報じられた高市早苗首相の姿勢には、暗澹たる気持ちにさせられました。

高市氏は広島、長崎の式典に出席しながら、核兵器禁止条約には一切触れず、

それどころか「非核三原則」を、将来にわたって堅持すべき「国是」ではなく、

時の政府が判断を変えられる「政策上の方向性」へと格下げして語りました。

この「政策上の方向性」という言葉の、なんと恐ろしいことでしょうか。

それは、時の閣議決定一つで、国民の宝である平和の誓いを反故にできるという、抜け穴を掘る行為に他なりません。

被爆者が81年間、血を吐く思いで訴え続けてきた「平和への誓い」を、足蹴にするも同然の行為でございます。

ワタクシには、被爆地の方々の「黒焦げの記憶」と、

高市氏が見せる「白々しい政治の色彩」が、あまりにも残酷な対比として映ります。

首相官邸が公開した被災地視察の動画が、ピアノ調の音楽をつけた

「プロモーションビデオ風」の演出であったことも、その象徴でしょう。

被災者の痛みに耳を傾けるのではなく、「やっている感」を演出するパフォーマンスに終始する冷酷さ。

広告の専門家が「演出や自己アピールが強すぎて炎上している」と指摘するように、

BGMで飾られた映像の裏には、実際に苦しむ人々の体温が感じられないのでございます。

もし、このまま「反省しない政治」が、非核三原則というブレーキを外してしまえば、

日本はどのような未来へ辿り着くのでしょうか。

それは、かつてワタクシの世代が経験した、あの「戦争のできる国」への回帰に他なりません。

そして、また、戦争をしてしまった国にならないように、いまが大切な時です。

被爆体験者たちが涙ながらに語る「二度と戦争の被害も加害もないようにしてほしい」という願いが、

政治の無反省によって脅かされている。

この歴史の逆流を、ワタクシたちは決して許してはならないのでございます。

政治の無反省が、私たちの国の形をどのように変えようとしているのか、

歴史の分岐点へと議論を深める言葉で次節へ繋いでください。

歴史的岐路の考察:戦後81年、私たちが立つ場所

81年という年月は、記憶の承継において今、クリティカルな限界点に達しております。

鈴木史朗長崎市長が平和宣言で述べたように、被爆者の平均年齢は今や86.66歳を超えました。

肉声で戦争を語れる人々が消えゆく「被爆者なき時代」が、刻一刻と近づいているのでございます。

今、ワタクシたちが立っているのは、極めて危うい歴史の分岐点でございます。

長崎市長が「核抑止論は極めて危うい」と断じ、核兵器を「必要悪」ではなく

「絶対悪」と定義したことは、論理的にも倫理的にも正しい指針です。

しかし、高市政権はそれとは真逆の方向、すなわち「力による抑止」を強めようとしております。

自衛官募集の名簿提供が全国の自治体の65パーセント、1025自治体に及んでいるという現実は、

国が着々と「戦争の準備」を整えている証左に他なりません。

若者の個人情報が、本人の同意もなく防衛省へと差し出されるこの光景。

ワタクシの耳には、かつての「赤紙」が配られたあの時代の不気味な足音が、重なって聞こえてくるのでございます。

当時は「国を守るため」という美名のもとに、じわじわと個人の自由が奪われ、情報の統制が進んでいきました。

今の「自衛官募集」の強硬な姿勢や、国旗損壊処罰法の施行などは、あの時の不気味な予感と同じ匂いがいたします。

国旗を損壊することを「著しく不快、嫌悪の情を催させる」として処罰する法律が、

人々の「表現の自由」を縛り、監視社会を強化しようとしている。

これは単なる象徴の問題ではなく、国民の思想をも統制しようとする危うい一歩でございます。

81年という時間は、忘却には十分な長さかもしれませんが、過ちを繰り返すにはあまりにも短い時間でございます。

数字の背後にある「時間の猶予のなさ」を、ワタクシたちは直視しなければなりません。

抽象的な「歴史」の議論に安住するのではなく、今まさにその時代を生き、

声を上げ続けている個人の、魂の叫びに焦点を合わせる必要があるのです。

歴史の議論から、実際にその時代を生き、今も声を上げ続ける個人の

「魂の叫び」へと焦点を合わせる一文で次節へ繋いでください。

命のバトン:戦争体験者の決意と、繰り返さぬ誓い

ワタクシは、横浜大空襲で奇跡的に生き延びた身です。

その時の体験談はこちらです。

黒焦げの塊と空飛ぶ鉄板・94歳が語る、戦争への警鐘【1945年5月29日横浜大空襲】

黒焦げの塊と空飛ぶ鉄板・94歳が語る、戦争への警鐘【1945年5月29日横浜大空襲】
高市政権が誕生して、2025年12月臨時国会が終わりました。今の高市政権が進める政治が、軍拡路線を突き進もうとしていることがよく分かりました。軍拡の先にある戦争とはどんなものなのかを1945年5月29日横浜大空襲の体験でお話いたします。空を...

戦争体験は、単なる「古い記録」ではございません。

今を生きるワタクシたちが、二度と地獄の門を開かないための「生存の指針」そのものでございます。

今週の赤旗には、その指針となる凄絶な証言が溢れておりました。

八歳のときに長崎で被爆した森内さんの証言は、文字を読むだけで肌が粟立つ思いがいたしました。

爆心地に近い城山国民学校の近くで、ピカッと光った瞬間、柿の木から飛び降りて地面に伏せた八歳の少年。

彼が目にしたのは、真っ赤にただれた皮膚にハエがたかり、ウジ虫が這い回る親戚たちの姿でした。

さらに恐ろしいのは、一見無傷だったいとこが、一ヶ月後に内臓を吐いて亡くなったという事実です。

「ゴボゴボと腐った内臓を吐き、嗅いだこともない異臭を放って死んでいった」という描写。

これこそが、核兵器という「絶対悪」の正体でございます。

また、岐阜の北村さん(92歳)が語った「満蒙開拓」の悲劇も、魂を揺さぶるものでした。

敗戦後の極限状態の中、母親が北村さんに命じた言葉。

それは、生後十ヶ月の妹・洋子さんへの授乳を絶ち、わずかな重湯を、

より生き残る可能性の高い姉の千裕さんに与えよという過酷な決断でした。

水だけを与えられ、泣き声さえ枯れていく赤ちゃんに、

北村さんが母の目を盗んで一さじの重湯を飲ませたとき、赤ちゃんは、にっこりと笑ったといいます。

その笑顔の後に訪れた死。

凍った大地で赤ちゃんである洋子さんの亡骸を抱きしめ、

「かんにんな、今度生まれてくるときは平和な時代に生まれてくるんやぞ」と泣き崩れた母親の姿。

凍った大地の冷たさ、重湯の一さじの温もり、そして腐った内臓の臭い。

こうした五感に訴える記憶は、統計上の死者数では決して測ることはできません。

体験者たちが「命の限り平和を叫び続ける」と決意するのは、

その「命のバトン」があまりにも重く、貴いものだからです。

これらの声を、時の権力者が「やっている感」を出すための小道具にしてはならない。

ワタクシたちは、語り手の喉の渇き、心臓の鼓動までをも受け止める覚悟で、

その声を聞かなければならないのでございます。

これらの尊い声を消さないために、私たち市民が手にするべき

「真実の言葉」としてのメディアの重要性へと言及し、次節へ繋いでいきましょう。

あなたの隣に「しんぶん赤旗」:真実を届ける電子版のすすめ

情報が氾濫し、何が真実かを見極めるのが難しい時代でございます。

そんな中で、権力を厳しく監視し、市民の立場を一貫して貫くメディアが存在することは、

民主主義を守るための戦略的な価値があると言えるでしょう。

「しんぶん赤旗」は、政治の欺瞞を暴くだけではありません。

たとえば、志位和夫議長が石破茂氏や枝野幸男氏と語り合った「サタデー・プログラム」の記事。

ここで志位氏が提案した「TKB48」という言葉、皆様はご存知でしょうか。

これは「トイレのT、キッチンのK、ベッドのB」を48時間以内に

被災地に届けるというイタリアなどの欧州基準を指します。

日本の避難所の貧しさを、具体的な政策として改善しようとする知的な提言。

これこそが、今の政治に欠けている「人間への慈しみ」ではないでしょうか。

また、赤旗は「科学的社会主義」の視点から、この資本主義社会の限界をも鋭く分析しております。

東京都豊島区の29歳の若者、大原さんが語った言葉が印象的でした。

「自由に処分できる時間こそが真の富である」というマルクスの考え。

現代の閉塞感の正体は、私たちが自らの時間を資本に奪われ、

人間らしく生きる自由を失っていることにあるのではないか。

こうした本質的な議論に触れられるのも、赤旗ならではの魅力でございます。

ワタクシが長年愛読しているこの新聞は、文化面も実に豊かです。

林家正蔵さんが、東京大空襲で孤児となった母・海老名香葉子さんの体験を胸に、

「落語を聞いて笑える世の中を守りたい」と語る姿。

スキャンダルを追うのではなく、人間の生き方そのものを見つめる視点が、ワタクシの心に深く染み入ります。

今、赤旗は電子版が非常に便利になっております。

ワタクシのように目が少し不自由になっても、拡大読書機能を使えば楽に記事を追えますし、

気になる記事をPDFで保存したり、読み上げ機能を使って家事をしながら聴いたりすることも自由自在。

しかし、その赤旗が今、深刻な経営危機にあるという現実。

真実を伝える灯火が消えてしまうことは、この国の未来を暗くすることに他なりません。

まずは3週間、無料でお試しいただけないでしょうか。

九十四歳のワタクシが、凛として、自信を持ってお勧めいたします。

最後の一句

一週間の旅路の終わりに、ワタクシの拙い想いを五七五に込めて締めくくりたいと思います。

重湯の灯 消さじと誓う 八十一年

妹の命を繋げなかった「重湯の一さじ」の温もりと、被爆者の魂の叫びを、政治の無反省や忘却という闇の中に決して消させはしないという、94歳のワタクシの揺るぎない決意を詠みました。

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あかね
この記事を書いた人
akane

90年の人生を振り返ってブログとYouTubeで独り言朗読音声を残しています。娘、息子や孫、ひ孫にパソコン、スマホを習って挑戦!「あかねの独り言制作実行委員会」なるものを結成してくれて90年の現代史を残すんだ!とワイワイ手伝ってくれています。長生きするのもワルクナイ!

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