みなさま、こんにちは。あかねでございます。
朝の窓辺に、ようやく秋の澄んだ光が差し込むようになりました。
ワタクシは今朝も、淹れたての熱いお茶を片手に、パソコンで「しんぶん赤旗」電子版を開いております。
今週も、読み応えのある一週間でございました。
今週の紙面をひとめぐり
今週の赤旗は、大きく3つの流れに束ねることができました。
ひとつめは、10月5日に始まる臨時国会をめぐる動きです。
10月4日付1面の「臨時国会の焦点」をはじめ、召集日を伝えた9月30日付の記事、野党の国対委員長がそろって手を結んだ10月3日付の記事が、この流れにあたります。
ふたつめは、「政治とカネ」でございます。
9月29日付1面の「2億3300万円ため込み」、同じ日の2面の「裏金議員の起用『問題だ』6割超」、そして閣僚の資質を問う4日付の記事がつながります。
みっつめは、暮らしと軍拡のお話です。
10月4日付2面の「主張 値上げ深刻な10月」と、「物価高騰・暮らし直撃 安保3文書改定」、9月28日付の「『戦争国家』づくり“政府総動員”」、
さらに10月1日から連載が始まった「2027年度予算 概算要求の焦点」が、ひとつの太い川になって流れておりました。
このほかにも、9月30日にご退任された沖縄の玉城デニー知事の花道、辺野古の新基地建設費が総額の84%に達したという記事、
開戦から7カ月がたつイラン攻撃と在日米軍の出撃、国連総会の演説、11月3日に迫るアメリカの中間選挙、AIの暴走を止めようという国際協定を求める主張、
そして国会前で10月3日に152人が声をあげた「3の日行動」もございました。
どれも大切な記事でございますが、今回はこのうち3つの大きなテーマをじっくり取り上げさせていただきます。
一、臨時国会が始まります まず問われるのは「閣僚の顔ぶれ」
10月4日付1面は、「臨時国会の焦点 税金私物化・裏金・買収疑惑…閣僚の資質」という見出しでございました。
国会は10月5日に召集され、会期は12月12日までの69日間と、9月30日付の記事が伝えております。
いよいよ幕が上がるという朝に、舞台の上の役者たちが、開演前からざわついている。そんな印象を受けました。
簗和生農水相は、選挙で自分を支持しなかった首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言したことを、2日の会見で認めました。
午前の会見では回答を拒み、批判が強まってようやく開いた2回目の会見で認めたそうでございます。
税金は、為政者の財布ではございません。
さらに、日本維新の会から初入閣した中司宏規制改革担当相には、市長時代の談合事件に関連して裏金を受け取っていた疑惑を、赤旗日曜版がスクープしております。
藤井比早之総務相には、選挙運動の報酬をめぐる買収の疑いも報じられました。
閣僚席が、まるで黒い霧の立ちこめる夜の港のようでございます。
心配なのは、国会の中身も軽くなってしまうことです。
自民党の国対委員長が、首相の予算委員会への出席を「原則不要」とする提言に関心を示していると、紙面にございました。
10月3日付2面では、衆参の野党の国対委員長が会談し、首相が出席する丁寧な審議を求めること、
衆院の定数削減法案を阻止すること、「高市隠し」のような運営は認めないことの3点で一致したと伝えております。
憲法63条には、首相や閣僚が国会で答える義務があると書かれております。
ワタクシの評価はこうでございます。国会は、国民が主役の大舞台です。
主役の首相が舞台袖に引っ込んでしまっては、お芝居になりません。
まずは顔をそろえて、堂々と議論していただきたい。そう願わずにはおれません。
二、裏金議員の起用「問題だ」6割超 ため込まれた2億3300万円
9月29日付2面は、朝日新聞と毎日新聞の世論調査を紹介しておりました。
朝日の調査では、裏金事件に関わった2人を閣僚に起用したことを「大いに問題だ」と「ある程度問題だ」を合わせて68%の方が問題視しています。
毎日の調査でも、問題だとする方が61%で、「問題だと思わない」の22%を大きく引き離しました。10人のうち6人から7人が首をかしげている。
国民の目は、ちゃんと見ているのでございます。
同じ29日付の1面には、もっと胸にずしんとくる記事がございました。
高市内閣の閣僚など42人が、自分が支部長を務める政党支部で、2025年に総額5億7800万円の政党助成金を受け取りました。
そのうち4割、およそ2億3310万円が使い残されて、ため込まれていたというのでございます。
数字にするとピンとこないかもしれませんが、少し図解して想像してみてください。
一万円札を一枚一枚積み上げていったら、ちょっとしたビルの高さになるのじゃないかと思うほどの分厚い札束の山です。
私たちが毎日10円、20円の節約に苦心しているというのに、私たちの税金が彼らのタンス預金のように眠っているのです。
この怒りは、ただの「怒り」という言葉では足りません。深い失望と憤りを感じております。
今の与党の姿は、本当にダメですね。
政党助成金の原資は、ワタクシたちの税金です。
余ったら国庫に返すのが原則なのに、「基金」という名前で積み立てれば翌年に繰り越せる抜け穴がある。
いわば、公園の砂場から砂をバケツにこっそり持ち帰るようなものではございませんか。
もうひとつ、世論調査では高市首相の人事を「評価しない」が朝日で40%に達しています。
「物価高に十分な手を打っている」とは、誰も思っていないのでございましょう。
今の与党の姿には、残念ながら「ダメですね」と申し上げるほかございません。
けれど、ダメだと嘆くだけでは終わりません。世論は動く。ワタクシは、そこに希望を見ております。
三、10月の値上げと大軍拡 暮らしの財布はどこへ消えるのか
10月4日付2面の「主張 値上げ深刻な10月」は、読んでいて肩に力が入りました。
東京都区部の9月の消費者物価指数は前年同月比で2.7%の上昇。
生鮮魚介は17.2%、上下水道料金は29.5%の上昇です。
帝国データバンクによれば、10月に値上げされる食品は3153品目にのぼります。
電力大手10社は料金を引き上げ、東京電力の平均的な家庭の月額は1286円も上がって9561円になるそうでございます。
そのうえ、中小業者を苦しめるインボイスの軽減策までが、10月から縮小されました。
免税業者から仕入れたときの控除は8割から7割へ、納税額の軽減は売上高の2割から3割へ。じわじわと、真綿で首を絞められるような話でございます。
では政府は何を出すのか。
飲食料品の消費税を、2027年度から2年間だけ1%にするという法案です。
しかし2年たてば7ポイントも上がる大増税が待っています。
この減税は、「まやかし」とまで書かれておりました。
海辺で気持ちよく遊ばせておいて、2年後に大波がざぶんとくる。そんな仕掛けに見えてしまいます。
時事通信の調査では、反対が56.9%。朝日の調査でも、物価高への首相の対応を「評価しない」が59%で、「評価する」の28%のほぼ倍でございました。
一方で、お金の行き先に目をやると、景色がまるで変わります。
高市政権は、軍事や大企業に15年間で370兆円を超える投資をする方針だそうです。
2027年度の概算要求は、総額で143兆656億円と過去最大。防衛省の要求は8兆8908億円で、
金額を示さない「事項要求」が150項目を超えるため、年末には10兆円を超える恐れがあると、10月1日付の記事は伝えています。
おまけにアメリカは、軍事費をGDP比3.5%、年に24兆円規模へ増やすよう求めているというのですから、驚きでございます。
大企業は、すでに600兆円近い内部留保を持っています。
そこへさらに投資枠14兆2000億円。バケツがすでにいっぱいなのに、まだ水を注ぎ足しているようなものではございませんか。
せめて、あふれた水くらいは、いつか私たちのもとへ戻るのでしょうか、戻るわけないですね。
ワタクシは、戦争の時代を生きた者として、はっきり申し上げます。
「戦争国家づくり」という言葉は、決して大げさではございません。
9月28日付の記事によれば、首相が全閣僚に出した指示書には、軍事力の強化を情報、経済、AI、民間産業にまで広げる姿が描かれていました。
国民みんなを総動員する。ワタクシが女学校の頃、工場へ動員されたあの日々の影が、うっすらと重なって見えます。
あのとき、ワタクシたちは何も知らされずに動員されました。
いまは、知る手段があります。だからこそ、知って、声をあげなければなりません。
日本共産党やいのちの党などは、飲食料品だけでなく全品目の消費税を、5%へ恒久的に引き下げること、そして、廃止を提案しています。
財源は、大企業や大資産家への優遇を見直すことで確保できるという主張です。
ワタクシは、暮らしのお金は暮らしに戻す、このシンプルな筋道に、深くうなずいております。
「しんぶん赤旗」電子版のおすすめ
ワタクシは、「しんぶん赤旗」の電子版を毎朝パソコンで読んでおります。
実際の紙面がそのまま画面に出て、文字を大きくして読めますので、年寄りには本当に助かります。
PDFで保存も印刷もできますし、文字だけのテキスト表示もあって、スマホで読むならこちらが読みやすいかもしれません。
過去3カ月分が読めて、検索なら1年分までさかのぼれます。
昔は新聞を切り抜いてスクラップブックに貼ったものですが、今はキーワードひとつで調べものができる。
便利な時代になりました。
しかも、芸能やスポーツの面には、勝った負けたやスキャンダルを騒ぎ立てる記事がございません。
その人の頑張りや生き方を、真面目に見つめる書き方がワタクシは大好きです。
そして今、10月1日から「初月プラス1カ月無料」のキャンペーンが始まっております。
期間は2027年1月末まででございます。
ここまで市民の立場に立って報じる新聞は、そうそうございません。
その赤旗が経営の厳しさに直面していると聞きます。
どうか、ご興味のある方は、まずは無料の期間にのぞいてみてくださいませ。
さて、今週も長いお話にお付き合いいただき、感謝いたします。
秋の夜長、お体を大切に。また来週、お会いしましょう。
最後の一句
今日の記事の内容とワタクシの思いを込めて、最後の一句を詠ませていただきます。
秋の空 濁る政治に 赤トンボ
澄み渡る秋の空とは裏腹に濁りゆく政治の現実に、真実を告げる赤トンボ(赤旗と市民の声)が真っ直ぐに飛んでいく情景を詠みました。
それでは皆様、また次回、「あかね95才の独り言」でお会いしましょう。ごきげんよう。
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