今週もこうして、皆様と一緒に「しんぶん赤旗」の切り抜きを広げ、
世の中の動きに思いを馳せる穏やかなひとときを迎えられましたこと、ワタクシ、心から感謝しております。
すっかり秋の気配が深まりましたねえ。
ところが台風が近づいてまいりまして、窓の外は深い灰色の雲にすっぽりとおおわれております。
これから強い雨になるとの予報でございます。
ガラスをたたく風の音を聞きながら、熱いお茶を片手にこの原稿を書いております。
さて、前回のことを少しお話しさせてくださいませ。
ワタクシは「しんぶん赤旗」の改革提案につきまして、無礼にも意見を申し上げてしまいました。
赤旗の灯・共産党30回党大会決議案に申し上げたい紙の先を見すえた大胆再建論

そうしましたら、多くのお叱りを頂戴いたしました。
共産党の高齢化を理由に紙の新聞をなくすのは無理だというご意見でございました。
今度の日本共産党第30回党大会へ向けて、抜本的な改革提案があるとのことでしたが、
少し首をかしげたくなる内容でしたので、おこがましくも意見を述べさせて頂いたのでございます。
ご不快に思われた方々には、謹んでお詫び申し上げます。
ワタクシが胸を痛めておりますのは、毎年十数億円もの赤字が何年も続いている「しんぶん赤旗」の経営でございます。
このままで本当に大丈夫なのかしら、と夜中に目が覚めることさえございます。
日本の民主主義にとって、赤旗はこれからもなくてはならない存在だ。
これがワタクシの変わらぬ立場でございます。
この点につきましては、別の機会にあらためて「反省文」としてまとめさせて頂きますので、どうぞお待ちくださいませ。
今週の紙面が映し出す日本の現実と熱い鼓動
さて、今回は【週刊あかね】でございます。
ワタクシの目の前には、令和8年(2026年)10月19日から25日までの「しんぶん赤旗」の紙面データが、ずらりと並んでおります。
まるで人生の縮図を見るようでございました。
この七日間の紙面には、今の日本、そして世界の息詰まるような現実と、
それに立ち向かう人々の熱い鼓動が、鮮やかに刻まれていたのでございます。
今週の大きな流れを三つの項目に分けて、まずは皆様にお伝えいたしますね。
【テーマ1】高市政権発足1年の「暴走」と民主主義の危機
第一のテーマは、高市政権の発足から1年を迎えた政治の「暴走」と、それに直結する「民主主義の危機」でございます。
10月25日の1面には「衆院比例31削減案 高市独裁に道 民主主義の危機」と、大きな見出しが躍っておりました。
同じ日の3面でも「定数削減に道理も根拠もなし」と、その問題点が鋭く告発されております。
さらに、10月21日の3面には発足1年の総括記事が、
10月22日の2面には「議員1人の中道に5億8470万円 政党助成金目当て存続」という記事が載っておりました。
数の力を背景にした権力の私物化と、お金にまみれた政治のゆがみが、もはや限界に達している。
そんな様子が、くっきりと浮かび上がっております。
【テーマ2】「戦争する国づくり」の加速と自衛隊の戦死対応の手引き
第二のテーマは、身の毛もよだつような「戦争する国づくり」の加速と、その現場の現実でございます。
10月24日の2面には「核や化学攻撃まで想定 日米演習」とあり、埼玉県の入間基地などで不穏な訓練が行われていることが伝えられました。
さらに10月22日の1面には「自衛隊が作成 戦死対応で取説マニュアル」という衝撃的な記事がございました。
10月23日2面の主張「日米共同統合演習 緊張高める軍事的威嚇やめよ」とあわせて、
日本全体がまるで冷たい軍事の歯車に飲み込まれていくような恐ろしさを、ワタクシは背筋が凍る思いで読み進めたのでございます。
【テーマ3】世界的な危機と平和を求めて連帯する市民の熱量
そして第三のテーマは、世界に広がる激動と、それに抗う市民たちの連帯でございます。
10月25日の国際面には「ガザ支援縮小 飢餓再拡大も」とあり、冷酷な国際情勢のなかで命の危機にさらされる人々の姿が描かれておりました。
その一方で、10月21日の国民運動面には「“高市政権めっちゃヤバい” 国会前10・19」の記事をはじめ、
北海道から九州に至るまで、日本中の街頭や広場で、市民や若者たちが立ち上がる姿が載っておりました。
オレンジ色の光る棒を高く掲げて平和を叫ぶその姿は、暗闇を照らす温かな灯火のように、紙面で輝いていたのでございます。
衆院比例削減案に見る一極集中と税金の無駄遣い
それでは、気になった記事を大きな流れに沿って、ワタクシなりの感想とともに、もう少し深く見てまいりましょう。
まず胸を突かれたのは、高市政権が強行しようとしている、衆議院の比例代表の定数を31削減する企てでございます。
10月25日の1面や3面に詳しく報じられておりましたが、自民党が日本維新の会や国民民主党を巻き込んで、
比例代表の議席をいっぺんに2割近くも削ろうとしているというのです。
これを町内会にたとえてお話しいたしますと、こういうことでございます。
町内会の総会で、いつも少数派の意見を言ってくださる世話役さんたちがおられるとします。
ところが会長さんが「出席者が多いと時間がかかるから」と言って、その世話役さんの席だけをごっそり減らしてしまう。
残るのは、会長さんのお考えに賛成する人ばかり。
これでは、何を決めるにも「異議なし」の拍手だけで終わってしまいますでしょう。
与党側は「人口が減っているから」などと、もっともらしい理屈をこねております。
けれども歴史を振り返れば、今の衆議院の定数465という数は、過去100年で最も少ない水準なのです。
国際的に見ても、日本の国会議員の数は人口100万人あたり3.7人。
経済協力開発機構、いわゆるOECDに加盟する38カ国のなかで36番目という、驚くべき少なさでございます。
つまり、世界でも指折りの「議員の少ない国」なのでございます。
これ以上減らしたら、いったいどうなるでしょうか。地方の声は完全に切り捨てられます。
女性や若者、少数派の方々の声が国会に届く窓口も、ぴしゃりと閉ざされてしまいます。
倫理学者で東京大学特任研究員の高井ゆと里さんが、1面で「権力の一極集中さらに進む」と警鐘を鳴らしておられました。
まさにその通りだとワタクシも深くうなずきました。
少数の意見を排除して、自分たちに都合のよい、作り物の多数派をつくり上げる。
そして憲法の改定や大軍拡を、やりたい放題に進める。
そんな独裁への道を、ワタクシたちは絶対に許すわけにはまいりません。
しかも、10月22日の政治面で報じられた、議員がたった1人になった政党が
5億8470万円もの政党助成金を受け取っているというニュースには、開いた口がふさがりませんでした。
庶民は物価高と税金の重さに、毎日ため息をついて暮らしております。
そのかたわらで、税金を山分けするような政治のゆがみが続いている。
これを見過ごすことなど、ワタクシにはとてもできないのでございます。
【軍事・くらし】忍び寄る戦争の足音と生活への冷ややかな視線
次に目を向けなければならないのは、国民の命と暮らしを脅かす軍拡の現実でございます。
10月22日の1面で大きく取り上げられた「自衛隊が作成した戦死対応の取扱説明書」の記事は、ワタクシの胸に、重たい鉛のように沈み込みました。
統合幕僚監部が公表した統合演習の発表資料にも載せられておらず、非公表のまま、ひそかに進められていたというこの手引き。
「戦死者」ではなく、あえて「戦没者」という言葉を使い、死亡診断書の書き方の例まで用意されているというのです。
ワタクシは昭和6年(1931年)の生まれでございます。
女学校のころには、学徒動員で工場に通い、お腹をすかせながら、あの戦争の時代を生き抜いてまいりました。
ですから、「いざという時のための準備」という言葉の裏に何があるのか、肌身にしみて分かるのでございます。
これは、いざという時に若者たちを戦場へ送り出すための、冷酷な準備が着々と進んでいる動かぬ証拠ではありませんか。
さらに10月24日の2面には、埼玉県の入間基地などで、
核や化学兵器による攻撃まで想定した日米共同の統合演習が行われていると報じられておりました。
10月23日の2面でも、過去最大の規模となる約5万7000人が参加する「キーン・ソード」演習への強い懸念が示されております。
5万7000人と申しますと、満員の大きな競技場をまるごとひとつ埋め尽くすほどの人数でございますよ。
射程およそ1000キロの長射程ミサイルが、九州から中国大陸をねらう。
そんな話まで出てきて、戦争の足音がヒタヒタと、ワタクシたちの足元に近づいてきております。
高市政権はこの1年間、アメリカいいなりに軍事費をふくらませ、大企業と豊かな人たちを優遇してまいりました。
その一方で、ワタクシたちの暮らしには、冷たい風ばかりを吹き込ませてきたのでございます。
10月21日の3面で総括されておりましたが、飲食料品の消費税をたった2年間だけ1%に下げるという、
ごまかしのような法案を出してみせました。
けれども、肝心の財源は示さないまま。2年が過ぎたら、さらなる大増税が待ち受けているという有様でございます。
いったい、この政治は誰のためにあるのでしょうか。
【市民運動】草の根から広がる平和への願いと希望の連帯
けれども皆様、絶望してばかりはいられません。
暗い夜の底からでも、星の光が輝くように、全国の市民たちが立ち上がる熱いドラマが、今週の紙面にはあふれておりました。
10月21日の国民運動面で大きく報じられた「“高市政権めっちゃヤバい” 国会前10・19大行動」では、1万2000人もの市民が国会の正門前に集まりました。
インターネット中継でも5万人が見守ったそうでございます。
声を上げるお一人お一人の姿を思い浮かべるだけで、ワタクシの目頭は熱くなります。
さらに、北海道から九州に至るまで、各地で反戦と平和を訴える行動が、次々と巻き起こりました。
福井の駅前では、「戦争反対、憲法守れ」と声を上げる光る棒の集会に40人が集まりました。
通りがかりの高校生が「戦争はだめです」と声を弾ませたというのですから、うれしいではありませんか。
長野の松本駅前では、中学3年生の若者たちがマイクを握りました。
「戦争にかけるお金があるなら、未来に投資してほしい」と、力強く訴えたのでございます。
中学3年生と申しますと、ワタクシが学徒動員で工場へ通っていた年ごろでございます。
あのころの少女が戦争の準備に動員されたのに、今の少年少女は、平和のためにマイクを握っている。
その違いに、ワタクシは胸がいっぱいになりました。
沖縄の基地の街でも、北海道の釧路でも、熊本の公園でも、人々が組織の枠を超えて手をつなぎ、「戦争する国づくりを許さない」と声を合わせました。
大阪の京橋駅前や名古屋の街頭でも、女性や若者たちが手作りの看板を掲げ、一人ひとりの尊厳を守る社会を求めて立ち上がりました。
このような全国各地で行われている連帯行動や、若者たちの取り組みについて丹念に報道しているのは、「しんぶん赤旗」ならではです。
文化面には、人種隔離政策と闘ったネルソン・マンデラ氏らを弁護したナビ・ピレイ氏が、
国際刑事裁判所をめぐる奮闘でノーベル平和賞を受賞したという知らせも載っておりました。
世界と日本の市民の心が、しっかりと結ばれている。そう感じて、ワタクシは思わず目頭が熱くなりました。
権力者がどれほど冷酷な暴走を企てようとも、命を大切にしたいと願う人々の連帯の炎は、決して消すことができないのでございます。
【赤旗の魅力】新聞としての確かな役割と電子版の使い勝手
このように、ワタクシたちの暮らしや平和の真実の姿を、どこよりも誠実に、そして温かく伝えてくれるのが「しんぶん赤旗」でございます。
ここで、ワタクシが日ごろから愛読しております赤旗の魅力についても、少しだけお話しさせてくださいね。
ワタクシは毎朝、パソコンを開いて電子版を熟読しております。
庶民の目線に立ち、権力にこびず、真実を報道し続けてくれる新聞が、ほかにいったいどこにあるでしょうか。
その「しんぶん赤旗」が、今、経営の危機に瀕しております。
どうかこのかけがえのない報道機関を未来に残すため、皆様のお力添えを、心からお願い申し上げます。
電子版の素晴らしいところは、実際の紙面を画面いっぱいに広げて読めることでございます。
文字が小さくてお困りの方も、画面を大きく拡大すればスラスラ読めますし、
PDFというデータでパソコンに保存したり、ご自宅のプリンターで印刷したりすることも自由自在でございます。
スマートフォンでご覧になる方には、文字だけのテキストデータのほうが読みやすいかもしれません。
こちらもコピーや印刷ができて、本当に便利でございます。
それに、過去3カ月分の紙面がいつでも読めますし、検索の機能を使えば、なんと過去1年分までの記事を自由に取り出せるのです。
昔は一生懸命ハサミで新聞を切り抜いて、切り抜き帳に糊で貼りつけておりました。
糊のにおいと、インクで黒くなった指先が懐かしゅうございます。
ところが現代は、言葉をひとつ打ち込むだけで、一瞬にして調べ物ができてしまうのですよ。
文明の利器とは、まことにありがたいものでございます。
超高齢者のワタクシでございますが、すっかり夢中になっております。
パソコンやスマホの読み上げ機能を使えば、お耳だけで音声として楽しむこともできますのよ。
今なら、無料お試し期間のページから申し込むと、3週間じっくりとお試しで読むことができます。
さらに、初月に加えて2カ月目も無料になる、大変お得な催しも実施中でございます。
ぜひ皆様も、一歩を踏み出してみませんか。
【結び】毎朝の愛読の喜びと未来への広がりを託した一首
さて、今週の赤旗の切り抜きを振り返り、胸に去来する思いを一首に詠んで、今日の締めくくりといたしましょう。
「朝開く 赤旗の文字 胸を打ち あすを照らす灯(ひ) あまねく届け」
毎朝パソコンや紙面で記事を開くたびに勇気をもらう愛読者としての実感と、
その言葉の灯火が全国津々浦々の人々の元へ届いてほしいという願いを込めました。
皆様、今日も最後までワタクシの独り言にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
あかねでした。
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